プロジェクト概要
背景
・消費者の購買行動をリアルタイム分析する必要あり
・自前でのBIシステム構築は困難
ソリューション
・ASPサービス「@Nsxpres」で安価に情報を入手
・RFM分析などの手法をリアルタイムに活用
・Webブラウザからレポートにアクセス
・コメント付きレポートも入手可能
成果
・顧客の行動を定量的に把握
・商品企画や販促計画の立案に活用する予定
多彩な購買行動をすばやくつかむことが通販の鍵
ニチレイフーズダイレクトは、健康志向の加工食品をWebやDM、通販雑誌などを通じて消費者に直接販売している。同社の低カロリー加工食品の顧客や利用シーンは非常に多彩だ。そこで顧客の購買行動を、よりリアルタイムに、より高い精度で把握するため、BIシステムの導入を検討。ASP形式で安価に利用できる「BI@Nsxpres」を採用することになった。
複数の分析手法をリアルタイムに実行
同社が目指したのは、通販事業で定番のRFM分析をはじめとする複数の分析方法をリアルタイムに実行することであった。
「同種の他社サービスは、分析結果を一定期間ごとに提供するものばかりでした。しかし、BI@Nsxpresでは、必要な情報をいつでも端末から即座に得られます」(株式会社ニチレイフーズダイレクト CRM推進部部長)。充実したコメント付きの分析レポートサービス
BI@Nsxpresの利用企業は、顧客マスタと商品マスタ、それに販売データを新日鉄ソリューションズに提供し、それをもとに分析処理を行う。分析結果は、端末のWebブラウザからリアルタイムに参照できる。新日鉄ソリューションズの担当者がコメントを付けたレポートをPDFや紙で提供するオプションもある。事前に指定したタイミングでレポートを入手することも可能だ。
定量的な情報による戦略立案へとステップアップ
初めて分析レポートを見たときの印象をCRM推進部部長は「私たちが見たいと思っていたものが、目の前に現れた感じがしました」と語る。また、同社代表取締役は、「それまで、コールセンターなどを通じてお客様に関する定性的な情報は集めていました。しかし、次の定量的な行動分析の段階に進みたい私たちにとって、このレポートは大きな力になってくれると感じました」と話す。
顧客の動向を逃さずキャッチして、新しい商品開発に活かす
今後ニチレイフーズダイレクトは、通販番組やDMなどの効果やリピート率の測定などにこの分析サービスを活用し、新たな商品開発や効率の高い販売促進計画の立案につなげるという。
同社代表取締役は「私は通販市場は購買者が作っていくものだと考えています。実際にどんなお客様が購入されるのか、販売動向をBI@Nsxpresでより注意深く見ていきます」と語る。
コアテクノロジー
BI、顧客分析、ASP、nsxpres.com
システム概要
●利用サービス
BI@Nsxpres
●利用可能分析パターン
RFM、リピータ、商品特性、クロスセルほか
●ネットワーク
インターネット
株式会社ニチレイフーズダイレクト様
本社:東京都中央区築地6-19-20
設立:2006年
売上高:11億円(2008年3月期)
(参考情報)
ニチレイグループの加工食品事業
売上高:連結1750億円(2008年3月期)
従業員数:連結2412名(2007年3月31日現在)