さらなる競争力強化や利便性向上へ法人向け外為インターネットサービスを拡充

株式会社常陽銀行様

プロジェクト概要

背景

競争力強化や顧客の利便性向上のため、法人向け外国為替インターネットサービス「JWEBOFFICE【外為版】」を拡充する。外貨預金サービスを追加するとともに仕向外国送金などの既存サービスをリニューアルしたいと考えた。

ソリューション

NSSOLの「CrossMeetz」を引き続き活用して既存サービスの利便性を向上させると同時に、新たに実勢為替レートによる外貨預金サービスを追加する。CrossMeetzと勘定系システムの連携機能はNSSOLに開発を依頼する。

成果

地方銀行としては初めて、実勢為替レートによる外貨預金サービスを実現。さらに既存サービスについては、郵送で提供していた計算書などの帳票類をWeb画面上で提供するとともに、サービス提供時間の延長を行った。

  • 利便性向上へ法人向け外為インターネットサービスの拡充を検討

    「健全、協創、地域と共に」という経営理念のもと、茨城県を中心とする地域社会や地域経済の発展に貢献している常陽銀行。2016年10月から、めぶきフィナンシャルグループの一員として「新たな価値を協創するベストパートナーバンク」を目指している。
    同行が法人向け外国為替インターネットサービス「JWEBOFFICE【外為版】」のサービス拡充に向けて検討を開始したのは2015年夏である。JWEBOFFICE【外為版】では新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)の「CrossMeetz」を活用して、仕向外国送金、輸入信用状、為替予約の3サービスを提供しているが、さらなる競争力強化や顧客の利便性向上を図るため、各サービスのWeb画面の操作性を改善したりきめ細かな機能を追加したりするとともに、新たなサービスとして外貨預金を追加したいと考えた。

  • 「CrossMeetz」の新機能を活用し、外貨預金の即時振替・照会を実現

    常陽銀行はJWEBOFFICE【外為版】のサービス拡充に当たり、CrossMeetzを引き続き活用して既存サービスの利便性を向上させると同時に、新規のサービスとなる外貨預金サービスについても、CrossMeetzの新機能を活用して地方銀行初となる実勢為替レートの振替・照会を実現することを決める。同行は2014年、カスタマイズにおける柔軟性の高さなどを基に既存サービスの基盤として、CrossMeetzを選定したが、その特長を今回のプロジェクトでも生かした。新たな外貨預金サービスで必要になるCrossMeetzと勘定系システムの連携機能の開発は2015年11月に始まった。NSSOLは主にCrossMeetz側の開発によって連携機能を追加すると同時に、既存サービスを含むWeb画面については、利用者の目線に立ったカスタマイズを実施した。

  • 計画通りのサービス拡充が実現、外貨預金の顧客が順調に増加

    計画通りサービスを拡充したJWEBOFFICE【外為版】は2016年9月にスタートした。CrossMeetzを活用して追加した外貨預金サービスでは、操作性の高いWeb画面を使って実勢為替レートで即時に外貨預金振替、および口座残高照会、入出金明細照会が可能になっている。併せて仕向外国送金など既存サービスについては、郵送で提供していた計算書などの帳票類をWeb画面上で提供。サービス提供時間の延長も行った。また、外貨預金の実現に伴う連携機能の開発については常陽銀行の既存アセットをそのまま活用できたため、コスト効率が高いと評価されている。
    サービス拡充後、外貨預金サービスの顧客は順調に増加している。常陽銀行は今後も顧客の要望に応じて、JWEBOFFICE【外為版】のサービス拡充を適宜行う予定だ。

コアテクノロジー

360T、金融に関する豊富な業務知識、柔軟性の高いアーキテクチャー

システム概要

●アプリケーション:外為総合インターネットサービス「CrossMeetz」(仕向外国送金、輸入信用状、為替予約、外貨預金)

株式会社常陽銀行様

本店:茨城県水戸市南町2-5-5
創立:1935年
資本金:851億円(2016年3月31日現在)
経常収益:連結1633億円(2016年3月期)
従業員数:連結3709名(2016年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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