業務効率向上とITコスト削減へ SaaSで勤務管理システムを刷新

新日鉄住金エンジニアリング株式会社様

プロジェクト概要

背景

2006年の分社以降も、旧・新日本製鐵時代の勤務管理システムを利用してきたが、サーバーの保守期限が到来したのを機に全面刷新を検討。勤務管理に関する業務効率向上やITコスト削減を目指した。

ソリューション

操作性、機能性・拡張性、コスト効率の高さなどを基に、新日鉄住金ソリューションズのSaaS「Web勤務管理システム@absonne」を選択。カスタマイズで自社の勤務制度に適合させると同時に、IT資産をオフバランス化する。

成果

システム入力方法の改善や入力時のガイド・チェック機能の向上、統計データ出力機能の付加などによって、社員・職制・人事室スタッフの業務効率向上および就労マネジメントの高度化に幅広く寄与している。

  • 勤務管理システムの全面刷新に際して、業務の課題を調査

    「製鉄プラント」「環境・エネルギー」「海洋鋼構造」「建築・鋼構造」「パイプライン」「新事業・新技術」の6領域にわたる事業をグローバルに展開する新日鉄住金エンジニアリング。2006年に旧・新日本製鐵から分社・独立した同社は、エンジニアリングをコアとしたソリューションを幅広い事業領域へ提供し、飛躍を続けている。
    同社は、分社時から長年利用してきた勤務管理システムのサーバーが保守期限を迎えたのを機に全面刷新を検討。2013年4月に始めた調査により、勤務実績とプロジェクト別工数実績といった連関情報の別システムへの二重入力、月半ばでの月間労働時間予定のオフラインでの把握・集約、類似した勤務統計データの各部門での個別作成といった課題を洗い出した。

  • 多様な企業に対応する「Web勤務管理システム@absonne」を選定

    新日鉄住金エンジニアリングは課題解決に向け、パッケージソフトウエアからスクラッチ開発までのソリューションを調査。その結果、新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)の「Web勤務管理システム@absonne」を選択する。これはNSSOL独自のフレームワーク「あらまほ」をベースに開発されたSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)で、誰でも容易に利用できる「操作性」、個々の企業の制度に合わせたカスタマイズができる「機能性・拡張性」に優れる。鉄鋼業で経験してきた多様な勤務形態を管理できるため、様々な業種に適用でき、規模も中小企業から大企業まで対応可能だ。
    また、クラウドサービスとして提供されるため、IT資産のオフバランス化で「コスト効率」が大幅に向上するほか、ワークフロー機能や他システムとの連携機能も充実している。

  • 期待通りの導入成果が実現、より高度なマネジメントが可能に

    Web勤務管理システム@absonneは、2015年4月分の勤務から本格運用をスタートしている。導入成果は期待通りだ。職制は部下の月間労働時間の実績・予定などの勤務情報をリアルタイムに参照・集約可能となったほか、各種の勤務統計データも手軽にアウトプットできるようになり、就労マネジメントの高度化に寄与している。また、プロジェクト別工数の登録機能では、財務システムの数十万件にも及ぶ大量のプロジェクト属性データと自動連携しながらも、抽出・登録処理においてはストレスフリーなクイックレスポンスを実現している。人事室のスタッフは、イレギュラーデータや各種リストの自動出力、人事システムとの情報連携によるユーザー権限自動更新などの実現により、期待した業務効率向上を達成し、他のコア業務に時間をシフトできるようになった。

コアテクノロジー

あらまほ、Java、クラウド・コンピューティング

システム概要

●アプリケーション:Web勤務管理システム
●IaaS:absonne Enterprise Cloud Service(アブソンヌ・エンタープライズ・クラウドサービス)

新日鉄住金エンジニアリング株式会社様

本社:東京都品川区大崎1-5-1
事業開始:2006年
資本金:150億円(2015年3月31日現在)
売上高:連結3486億円(2015年3月期)
従業員数:単独1232名/連結5282名(2015年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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