法人賃貸事業の顧客満足度向上へ 業界初の電子契約サービスを実現

株式会社レオパレス21様

プロジェクト概要

背景

社内業務ペーパーレス化の一環として、契約業務のスピードアップによる顧客満足度向上とコスト削減に着手。法令上適合する法人向け賃貸契約を対象に、ファイル交換で契約が行える電子契約サービスを実現したいと考えた。

ソリューション

契約の有効性を確実に担保できる、セキュリティ的に堅牢で安心できる、基幹システムとの連携が容易であるなどを評価。新日鉄住金ソリューションズの電子契約サービス「CONTRACTHUB@absonne」を採用した。

成果

「Leo-sign」の名称で2015年1月にサービスを開始。法人取引先の社内稟議を含めて契約業務にかかる日数を1週間から最短1日へ短縮するとともに、契約業務の進捗状況を可視化。顧客満足度を向上させ、契約拡大を支援した。

  • 社内業務ペーパーレス化の一環として、電子契約サービスを検討

    アパート・マンションなどの建築請負事業と賃貸事業を軸に「土地の有効活用」と「良質な住宅供給」を目指すレオパレス21。増大する書類の削減に向けて、数年前から社内業務のペーパーレス化を推進している。同社がその一環として顧客満足度向上のため、電子契約サービスの導入を検討したのは2013年のことである。
    電子契約では、契約業務が電子的なファイルのやり取りで完結し、契約書原本もファイルとして保管するため、取引先およびレオパレス21の双方において契約業務の大幅なスピードアップとコスト削減が期待できる。レオパレス21は、法人向け賃貸事業では、ほとんどの契約が法令面の条件をクリアできることを確認。実績豊富なクラウド型電子契約サービスを活用して、堅牢な電子契約サービスを実現したいと考えた。

  • 実績豊富で堅牢な「CONTRACTHUB@absonne」を採用

    レオパレス21は、複数のクラウド型電子契約サービスを検討。契約の法令的な有効性を確実に担保できる、セキュリティ的に堅牢で取引先に安心して提供できる、基幹システムと連携可能な拡張性を備える、などの条件を満たす新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)の電子契約サービス「CONTRACTHUB@absonne」(コントラクトハブ・アット・アブソンヌ)を採用する。これは1社がNSSOLと利用契約を締結し、取引先に利用IDを配布し、インターネット経由で電子契約を締結できるSaaS型サービスで、NSSOL自身がパートナーとの契約に利用するのをはじめ、多数の業界で豊富な導入実績がある。NSSOLが組織した「Team e-Con」(チームイーコン)という弁護士や税理士を含む専門家グループが、業界や契約文書の種類ごとに正確な法令解釈を支援する。

  • 契約業務のスピードアップなどで顧客満足度向上と契約拡大を支援

    レオパレス21は2014年4月に導入プロジェクトを開始した。NSSOLの協力のもと、全国7カ所・法人取引先約300社を対象にした電子契約に関する説明会開催などを経て、見積もり内容の確認から契約書の作成・押印までをペーパーレス化する「Leo-sign」(レオサイン)を業界他社に先駆けて計画通り2015年1月に実現。顧客満足度向上と契約拡大を支援している。Leo-signには、法人取引先の社内稟議や決裁を効率化するワークフロー機能が組み込まれ、1週間かかっていた契約業務を最短1日にするなど、大幅なスピードアップとコスト削減を達成した。サービスの管理画面で契約業務の進捗が可視化されるため、契約の滞留を防止する効果も大きい。レオパレス21は今後、電子契約の適用範囲を広げ、さらなる顧客満足度向上と業務効率化を進めていく計画だ。

コアテクノロジー

電子契約、電子署名、署名検証、電子証明書、タイムスタンプ、absonne Enterprise Cloud Service(アブソンヌ・エンタープライズ・クラウドサービス)

システム概要

●サービス:CONTRACTHUB@absonne(コントラクトハブ・アット・アブソンヌ)
●ネットワーク:インターネット

株式会社レオパレス21様

本社:東京都中野区本町2-54-11
設立:1973年
資本金:752億円(2015年3月31日現在)
売上高:単独4843億円/連結4831億円(2015年3月期)
従業員数:単独6149名/連結7339名(2015年3月31日現在)
グループ会社:連結子会社18社、持分法適用関連会社1社(2015年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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