九州電力の発電所構内スマート保安用ローカル5GネットワークとiPhoneの直接接続を電力業界として初めて実現

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)、九州電力株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:池辺 和弘、以下「九州電力」)、ニシム電子工業株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:山科 秀之、以下「ニシム電子」)の3社は、九州電力が有する発電所でのスマート保安の実現に向けローカル5Gの整備を進めており、その利活用促進のため2025年3月よりローカル5G環境下でのiPhone直接接続を実現したことから、今後電力業界として初めて業務用としての実用を開始します。

九州電力は、2023年度から発電所におけるスマート保安を実現するための通信インフラとして、ローカル5GとWi-Fiを環境に応じて使い分けた自営無線ネットワークの整備を進めております。
一方で、業務用端末としての利活用ニーズが高いiPhone端末については、高速・大容量、低遅延通信を特徴とするローカル5Gの性能を活かすため、ローカル5Gとの早期接続への期待が高まっていました。

こうした中、九州電力、NSSOL、ニシム電子の3社は、Apple社が2023年6月に最新の「iOS 17」でローカル5Gへの対応を拡大することを発表したことを受け、ローカル5GとiPhoneとの接続に向けた技術要件の適合検証を行ってまいりました。
具体的には、ローカル5Gコア装置のバージョンアップおよびセキュリティの高いSIMカードの導入を迅速に行うことで、電力業界で初めてローカル5GへのiPhoneの直接接続を可能とし、業務での実用化に至りました。

今後も当社は、ICTを活用した業務効率化、高度化などDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを継続して進めてまいります。

九州電力発電所のローカル5GとWi-Fiのベストミックス自営無線ネットワーク

利用環境やユースケースに応じてローカル5GとWi-Fiをベストミックスした自営無線ネットワークを3社で導入し、2024年4月に運用を開始

以上

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