シンガポールを拠点とする機関投資家である3D Investment Partners Ltd.(以下、「3D」)より、2025年3月31日、当社の経営戦略などに関する主張等を記載したプレゼンテーション資料が公開されました。
当社は、2023年12月以来、当社の経営トップや社外取締役を含めて、3Dと対話を実施し、当社の経営内容および経営戦略、ガバナンスの考え方等について、丁寧に説明し、理解いただくように努めてまいりました。しかしながら、今回の3Dのプレゼンテーション資料には、実態と乖離した数値や合理的根拠のない情報が数多く含まれ、また、そこで展開されている主張は当社が3Dに対話を通じて説明してきた内容を踏まえておらず、誠に遺憾であります。
当社は会社発足以来、自立的な事業運営を行い順調な成長を遂げてきており、足下では配当性向を50%まで引き上げるといった株主還元の強化や、資本効率の改善目標を掲げるなどの取り組みを行ってまいりました。また、成長投資への資金確保の観点から政策保有株式の大幅縮減も実行したところであります。加えて、本年6月の定時株主総会におきまして、監督機能と業務執行の役割を一層明確化し、さらなる意思決定の迅速化と監督機能強化を目的として取締役数減(13名から11名、11名のうち独立社外取締役6名)となる取締役選任議案をお諮りする予定です。このように、当社は、さらなるガバナンス強化を通じて、今後も株主の皆様の期待に応えてまいります。
当社は、「NSSOL 2030ビジョン」と、その実現に向けた具体策である「2025-2027中期経営計画(PDF:1.1MB)」の着実な実行によって、株主をはじめとする各ステークホルダーの皆様の利益の最大化を実現すべく全力で取り組んでまいります。
以上