小学校教員の不安「プログラミング授業をどう教えたらよいの?」を解消したい!

~教員向け「K3Tunnel(ケイサントンネル):データをめぐる謎を探れ」デモンストレーション授業を実施~

2020年度から小学校で必修化されるプログラミング教育に向け、各小学校においては必要な指導体制を整えつつあります。しかし多くの教員にとっては、プログラミングはなじみが薄く、授業としてどう取り組んだらいいのかまだイメージを掴めきれていないのが実情です。

こうした課題に応えるため日鉄ソリューションズ(以下NSSOL)と特定非営利活動法人 企業教育研究会※1(以下ACE)は、直接小学校等に出向き教員向けに自社開発したプログラミング教材「データをめぐる謎を探れ」のデモンストレーション授業を実施しています。

本年1月と2月には神奈川県川崎市立向丘小学校と同県平塚市立山下小学校からの要請を受け、校内研修を行いました。両校ともプログラミング教育に取り組むにはまだ準備が足りていないという認識をお持ちでした。校内研修では「データをめぐる謎を探れ」を、教員に児童になったつもりで授業を受けてもらいました。プログラミングに取り組むのが初めての教員も多く、最初は戸惑いながらも用意された「ヒント動画」や「できあがり例」を参考に試行錯誤しながらも徐々に慣れていく様子がみられました。

「データをめぐる謎を探れ」は架空の小学校の探偵クラブの一員となってデータを分析しながら謎を解いていくといったストーリー仕立てとなっています。プログラミングはデータ分析の際に用いますが、プログラミング以外にもワークシートに考えをまとめたり、児童どうしで意見を述べ合うような場面も組み入れています。教材全体としては新学習指導要領の6年生の算数「Dデータの活用」を学べる教材となっています。

研修後のアンケートには、「プログラミングをやらなくてはいけないという思いにとらわれていたが、日常の教科学習をプログラミングで学ぶという視点を得ることができた」「プログラミング学習にはわからないことが多く不安があったので体験できてよかった」といった感想や、「プログラミングの楽しさや便利さを実感できると共に算数の学習にもとても有効な教材だと感じた」といった教材への評価もいただきました。

私たちは今後もご要望をいただければ直接、学校に出向いて研修を行う予定です。研修のご要望はK3Tunnel問合せメールアドレス k3tunnel@jp.nssol.nipponsteel.com までご連絡ください。

NSSOLでは、2017年よりプログラミング学習サイトK3Tunnel(https://k3tunnel.com/)のサービスを開始し、CSR活動として小学校や子ども向けイベントなどでシステムエンジニアによる出張授業を展開しています(2019年度までに延べ25校に実施、授業回数は約60回、受講児童数約1300人)。「年間1万人の子どもたちにK3Tunnelの授業を届ける」を目標に活動を続けています。

NSSOLは、「情報技術のプロフェッショナルとして、真の価値の創造により、お客様との信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献する」企業理念に基づき、豊かな社会づくりに向けてSDGsの観点からも様々な事業活動に取り組んでいます。

以上