DX実現のためのクラウド・ネイティブ・アーキテクチャに対応したアプリケーション・パフォーマンス・モニタリング・ソリューション Instanaの販売を開始

~Instanaの自社利用を促進するとともに、お客様のDX推進を強力に支援~

日鉄ソリューションズ株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:森田 宏之、以下、NSSOL)は、米国Instana Inc.(以下、Instana)が開発・販売する次世代アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング・ソリューション Instanaを本日より販売開始します。

業種問わずDX※1が必須の時代となった現在、ビジネスの成功は、システムの使い勝手と表裏一体です。即ち、システムの利用者の要望を実現する高度な機能とストレスのない使いやすいUX/UI※2が不可欠です。さらに、24時間365日無停止での安定したサービスの継続や急なアクセスの増加にも耐える拡張性や俊敏性を備えたシステムであることが求められています。

そのためには、システムの開発から運用までのプロセスが、多頻度リリースに代表されるように、高速、高効率、高品質であることが必要です。しかしながら、こうした目標を達成するためのモダンなマイクロサービス型のアプリケーションを開発する際には、多数の開発組織が同時並行的にシステムの開発・修正・リリースを行うため、従来の品質、性能管理プロセスとツールではシステムの継続的な品質担保に対応することが困難でした。また、クラウド・ネイティブ時代のシステム開発、運用業務の効率化は、各種のオーケストレータが、宣言的に定義されたシステムのあるべき状態にシステムを制御する徹底した自動化により実現されます。従って、システムで起きている問題をリアルタイムで監視し、オーケストレータを介した問題への自動対処およびあるべき姿への回帰を迅速に実行するクローズドループサイクル型のプロセスを実現することが不可欠ですが、従来型のモニタリングツールの限界もあり、非常に手間が掛かっていました。

Instanaは、従来の同カテゴリーの製品では難しかった、複雑なクラウド・ネイティブ・アーキテクチャにおいて、サービス視点でのアプリケーションとインフラストラクチャの統合モニタリングをリアルタイムで実行することでシステム全体の可観測性を担保します。このため、ビジネス、システム課題への対処が素早くなり、DXシステムの価値を維持・向上させることができます。(図1)

Instanaの位置付け

また、NSSOLでは、自社のシステム開発の効率化の一環として、NSSOLの次世代アプリケーション開発環境Tetralink※3にて、システム開発基盤の構築時のプロビジョニングとモニタリングの自動化とシステム開発時の性能・品質管理の改善を目的として、Instanaを全面的に利用することとしました。

NSSOLは、こうした特長を有するInstanaをお客様向けに販売するばかりでなく、自社利用で得られた利用ノウハウをお客様と共有することで、お客様のDXシステムの開発を強力に支援して参ります。

以上