新日鉄ソリューションズはOracle UIM、OSMを活用した通信事業者向け「次世代型運用支援システム」の提供を開始

新日鉄ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:北川三雄、以下 新日鉄ソリューションズ)は、4月1日付けで『テレコムソリューション事業部』を設置、通信分野への取り組みを強化するとともに、オラクルの通信事業者向け運用基盤製品であるOracle® Communications Unified Inventory ManagementとOracle® Communications Order and Service Management(以下、Oracle UIM/OSM *1)を活用した、次世代型運用支援システムの提供を開始致します。

国内の大手通信事業者は、相次ぐ合併統合とサービスの多様化を背景に、内部の情報システムの複雑化、肥大化という課題をかかえています。
通信サービス設備の運用支援システム(回線収容設計、開通処理、監視)も、旧来設備をそのまま維持し、更には個別にシステム構築を行なってきた結果、機能重複・分断が至るところに見られ、ビジネススピードへの対応と運用コストの削減が困難な状況となっております。通信事業者が抱える大きな課題は、今後益々競争が激化する通信サービス市場の中で、これら旧来のシステム構造から脱却し、拡張性と柔軟性を担保したシステムを構築することにあると言えます。

このような課題に対し、新日鉄ソリューションズは、通信業界の世界的標準化団体である、TMフォーラム(*2)が策定した、eTOM(*3)やSID(*4)に準拠した、「次世代型運用支援システム」の提供を開始致しました。プラットフォームとしては、海外で豊富な実績のあるOracle UIM/OSMを採用しております。
通信事業者は世界標準フレームワークに準拠したこのシステムを導入することで、(1)初期構築コストの大幅な削減と、(2)サービスのタイムリーな導入を実現し、更には業界標準に基づいた設計思想を取り入れる事で、既存ベンダーからの脱却が可能になり、(3)運用コスト・改修コストの大幅削減を実現致します。

新日鉄ソリューションズは、これまで10数年に亘るオラクルトップベンダーとしての実績と国内の通信事業者に対する各種運用支援システム導入実績により、豊富な技術とノウハウを蓄積して参りました。これらの経験を通じて培った業務知見・コンサルティング能力とシステム構築力を最大限発揮し、通信会社のコスト削減とグローバルスタンダード化の支援をして参ります。

なお、本システムは2010年度より新設のテレコムソリューション事業部の成長戦略の要と位置づけ、本システム関連の売上で、初年度5億円、3年後に20億円を目標としています。

以上