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2019-01-01 アウトソーシング DX
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<技術動向>事業貢献できるIT組織への変革

~ITを経営の道具にできる企画人材の増員・育成がカギ~

今、情報システム部門やIT機能会社といったIT組織の存在意義を、改めて問い直す企業が増えている。経営層の評価基準は「ITを経営の道具として使う今の世の中で、うちのIT組織は事業に貢献できているか否か」である。経営層がIT組織に求める新しい役割を遂行するには、なによりもまずIT組織そのものの変革が必要になるだろう。

石田 真治
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
ソリューション企画・コンサルティングセンター
ITマネジメントグループリーダー

ポイント

  • IT組織の役割は増える一方どう取り組むかは深い悩み
  • グループ全体のIT組織の役割を整理新しい役割を担う人材の確保へ
  • 運用保守業務を外部に移管手の空いた社員らがIT企画にシフト
  • デジタルイノベーションの加速へ必要な人材を社内外から確保
  • IT組織変革を支援する「NSTranS」方法論やフレームワークを用意
  • IT組織変革の成否を決定づける「コアIT業務シフト」の出来

IT組織の役割は増える一方どう取り組むかは深い悩み

「社内システムの安定稼働はもちろん重要だが、ITを活用した新規事業を提案してくれないか」
「地道にコスト削減をするのもいいけれど、どうせならドーンと事業コストを半分にできるような業務改革をIT部門主導でやってよ」─
これらは、CIOや情報システム部門長が、社長や経営企画部門、事業部門からよく問いかけられる言葉だ。本質的に「経営・事業におけるIT組織の存在価値をもっと示してほしい」「経営・事業に貢献できる新しい役割を追加してほしい」と言われているに等しい。IT組織にとって大きな意思決定を伴う、重い問いかけだろう。
一般的にIT組織に求められる役割は、図1の「役割の階段」のように大きく六つある。下の三つは従来型IT組織の役割、上の三つは経営層などから最近求められている新しい役割だ。
このうち、実際にどの役割を果たしているかは会社によって大きな差があるが、歴史的には図1の一番下にある役割から順番に増えてきた傾向にある。IT組織のリソースはなかなか増えないのに、新しい役割を求められ続けているわけだ。この状況に対するCIOや情報システム部門長の悩みは深い。

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