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2017-11-30 サステナビリティ
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小学生向けプログラミング講座

~千葉県船橋市立高根台第三小学校にて~

当社では次世代教育支援として「社会に活きるプログラミング」を学べるWebサイト「K3Tunnel(ケイサントンネル)」を公開するとともに、社員による出張授業や各種イベントでプログラミング講座を実施しています。
今回は2017年11月に千葉県船橋市立高根台第三小学校の5年生を対象に行った授業を紹介します。
教材は「K3Tunnel」のコンテンツ「家電買いかえ大作戦」です。

「家電買いかえ大作戦」とは

3人家族の「たかしくん」の家で、「そうじ機」と「クッション」と「ホームベーカリー」を買いかえようとしています。そうじ機、クッション、ホームベーカリーそれぞれ4商品ずつ候補が出ました。でも、3人それぞれの好みが違うため、どの商品を購入すればいいのか意見がまとまりません。そこで、お父さんはたかしくんにミッションを与えます。「予算10万円以内で、家族3人の満足ポイントが一番高い組み合わせを探し出すこと」。
さて、どうしたらよいのでしょうか。

組み合わせの考え方を説明

「ワーク」~自分の手を動かしてみる~

そうじ機4商品、クッション4商品、ホームベーカリー4商品の組み合わせの数は全部で64通り。組み合わせひとつずつに対して、購入金額と家族の満足ポイントを計算し、一番よい組み合わせを探します。プログラミングでコンピュータに何をお願いすればよいのかを理解、確認するため、64通りすべてを書き出すワークと自分で選んだ組み合わせで価格と満足ポイントを計算してみるワークをおこないました。
自分で選んだ組み合わせで計算するワークでは、予算をきちんと守る子もいれば、予算はオーバーしても自分の好きなものだけを組み合わせる子もいて、大いに盛り上がりました。このような「ワーク」を通じて、「組み合わせ」や「最適化」といった考え方を習得し、その計算には時間と労力がかかるということを実感してもらいます。

家電1つずつの値段と満足ポイントが書かれたカードを組み合わせていきます。

みんな熱心に組み合わせを考え中

組み合わせが決まったら商品の金額と満足ポイントの合計を計算します。

プログラミング

「ワーク」で行った作業をコンピュータに計算させると、一瞬で64通りの組み合わせと、それぞれの金額の合計と満足ポイントが計算され、グラフで見ることができます。

「ワーク」をコンピュータに計算をさせるための考え方や方法を学ぶことが今回のプログラミングの狙いです。
プログラミングは15段階に分かれていて、1つ1つクリアしていく形になっています。
最初は簡単でも段階が進むにつれ難しくなっていきます。それでも子どもたちは夢中でパソコンを操作していました。

プログラミングに挑戦中

難しい課題に挑戦中でしょうか?

講師が操作中のパソコンの画面を、子どもたちのパソコンで確認することができます。講師がプログラミング中の様子を真剣に見入っています。

2コマの授業時間があっという間に終わりました。
最後に答え合わせをして終了。「たかしくん」のミッションに適った家電の組み合わせはどの組み合わせでしょうか。(それはぜひ、K3TunnelのWebサイトでご確認ください)

授業の終わりに

子どもたちから本日の感想をいただきました。「難しいけど、やりがいがあって楽しかった」という言葉は、私たちにとってとてもうれしい言葉でした。

高根台第三小学校は児童一人に一台のパソコンとネットワークが整った恵まれた環境にある学校で、子どもたちも意欲的にミッションに取り組んでくれました。5年生のみなさん、先生方、お疲れ様でした。そして、どうもありがとうございました。今回の経験をもとに私たちもよりよい講座ができるよう改善していきます。

【教育関係者のみなさま】
当社による「プログラミング講座」のご希望がありましたらこちらからお問い合わせください。
※現在は、主に小学生(高学年)を対象に行っています。

『K3Tunnel(ケイサントンネル)』ウェブサイト

広報・IR室 エキスパート 奥村 康子

子どもたちのアンケートからもプログラミングに前向きな様子がうかがえ、とても心強く感じました。2020年の小学校でのプログラミング教育必修化に当社も何かお役にたてたらいいなと思っています。

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