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2020-08-25 イベント 働き方改革
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技術のNSSOLをコンテストで体現! NSSOL Capture The Flag大会開催

大会主催スタッフ(左から川口 忠伸さん、山下 雄司さん、外崎 則夫さん、伊藤 春さん、三木 一秀さん、関島 泰介さん、北出 喜章さん)

日鉄ソリューションズは、社内の全技術領域を対象としたコンテスト「NSSOL Capture The Flag」を開催しています。

1チーム3名でのチーム対抗戦で、2時間の間にできるだけ多くの問題を解き、その獲得したポイントを競うもの。入賞したチームには賞金も用意されています。

今回ご紹介する大会は、2020年7月に開催されたもので全社から参加した10チームが熱戦を繰り広げる大盛況の大会となりました。「SIerならでは」といわれるこのCapture The Flagとはどういうものなのでしょうか。大会主催者のリーダーである外崎 則夫さん(流通・サービスソリューション事業本部)にお話をお聞きしました。

――「SIerならではの Capture The Flag」を企画した背景を教えてください。

外崎:こうした技術系のコンテストは、セキュリティ技術に特化したものや、プログラミング技術を競うものなどはありますが、特定の技術への精通が必要であり、当社のようなSIerに属するエンジニアが幅広く参加できるものがほとんどありません。

そこで、私たちは

  • 全ての社員が参加でき、参加した全員がコンテストを楽しむことができ、技術に対するモチベーションを向上させる
  • さらに共に働く同僚との信頼関係を醸成でき、普段交流のない技術者同士の人的な交流も促進できる、SIerならではの大会を実現させる。

という理念を抱き、社員有志が全社員参加型の技術コンテストの企画を立ち上げたのが「NSSOL Capture The Flag」です。

――なるほど。だから「SIerならでは」なのですね。

会場の様子。「密」を避けるためチームの代表者が会場に集まりました。チームメンバーとはリモートでコミュニケーションをとります。

――全社員参加型コンテスト、とありますが、大会ではどういった問題が出題されるのでしょうか。

外崎:セキュリティ、プログラミング、クラウド技術の知識を問う問題などの他、暗号を解読する問題、ひらめきが必要な問題、当社に関する知見が必要な問題、など、多種多様な問題を用意しました。

一人でこれらに全て精通していることは難しいので、高得点を狙うには競技者三人のチームワークが非常に重要になります。
  
――なるほど、かなり多種多様な問題が出るのですね。となると、システムエンジニア以外でも参加可能なのでしょうか。

外崎:可能です。例えば当社の歴史に関する問題も多く出題されますが、そうした情報は実は営業の方の方が精通していたりすることもあります。

また、以前1と0の数字が多数羅列した文字列からフラグを獲得せよ、という問題を出題したことがあります。これは文字を正方形に並べ替えるとQRコードになり、それをスマホなどで読み取ると獲得すべきフラグが表示される、というものなのですがこうした問題は単純な技術力だけでは解けないものです。技術者としての発想の転換が必要ですね。

メモを取りながら問題を解く姿も。会場はとても静かなのに熱気があふれていました。

――確かに、それだとチーム全体の総合力が重要になってきますね。今回の出場チームはどういった構成だったのでしょうか。

外崎:全部で10チームの応募がありました。同じ事業部の仕事仲間同士で構成したチームもあり、事業部をまたがった同期同士のチームや、若手社員+ベテラン社員で構成されたチームなど、さまざまでした。
今回優勝したチームは、同じ事業部の社員で構成されたチームだったのですが、三人とも得意な分野が丁度分散しており、戦力として非常に理想的な体制が取れたようです。

――問題はどうやって用意したのでしょうか。

外崎:開催の5ヶ月前から、本企画を一緒に運営できるメンバーを募り、総勢11名で一緒に問題を練り上げました。
週1回のオンラインミーティングでの問題の作成、検算作業。思わずうなってしまう難問もあれば、当社はこういった技術があったのかといった発見もある問題、合わせて70問作成できました。基本的には、問題に挑戦することで新たな発見があったり、モチベーションが向上したり、といった気づきが得られることを目的として問題を作成しています。
問題を作る側としても、苦労して作った問題が簡単に解かれてしまうと悔しいですが、でも誰にも解いて貰えなかったりすると逆に寂しい、というジレンマもあり、非常に面白いと感じています。

会場のスクリーンには随時スコアが表示されます。

――参加する面白さと同時に、運営する面白さもあるわけですね。参加者の感想はどうだったのでしょうか。

外崎:参加者の多くから非常に高い満足度の評価をいただきました。また次回も参加したい、という方もほとんどです。大会を通じて技術に対するモチベーションが向上した、NSSOLという会社が好きになった、という声も聞かれました。

こうしたイベントは他社ではあまり見られていない取り組みと思いますので、ぜひこれからも技術のNSSOLの名物として継続していきたいと思います。

――有り難うございました。今後の大会の発展を期待しています。

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