Microsoft製品を連携して、3000人が利用する情報基盤を構築

新日鉄住金エンジニアリング株式会社様(旧社名 新日鉄エンジニアリング株式会社)

プロジェクト概要

背景

・競争力の更なる強化のため社員の持つ高度な技術知見を幅広く共有できる情報基盤の必要性
・利便性、安定性、拡張性の確保

ソリューション

・Microsoftのオフィス向けサーバー製品を組み合わせて基盤を構築
・社内ポータルサイトを構築して、フラットな情報共有を行う

成果

・セキュリティを確保しつつ、社外から社内へスムーズにアクセス可能
・旧システムからのデータ移行もトラブルなく完了

  • 競争力の源泉となる技術知見を共有することが急務

    新日鉄エンジニアリングは、新日本製鐵のエンジニアリング部門が2006年7月に分社独立して設立された。同社が、電子メールや電子掲示板といった情報基盤システムの再構築を検討したのもこの分社時である。エンジニアリング業務では、情報こそが競争力の源泉となる。そこで、従来よりも幅広く情報を共有・活用できる仕組みが必要となった。 既に同社は、文書管理システムやファイルサーバーで、プロジェクトチームや事業部門内で情報を共有・活用していたが、共有範囲を複数のプロジェクトチームや会社全体へ広げるという課題があった。
    新システムで重視されたのは、セキュリティと利便性の両立、安定した電子メールなどのシステム、将来的な機能追加に対応できる拡張性、である。新システムの構築パートナーとして選ばれたのが、エンジニアリング業務や業界の文化に通じた新日鉄ソリューションズだった。

  • Microsoft製品を連携させて、情報基盤を構築

    新システムの要となるのは、Microsoft Office Share Point Server(MOSS)2007である。同製品の全文検索やアクセス制御機能を活用すると、適切な権限を持つ利用者が、効率的に情報を共有できるようになる。社内外と情報を交換するメールサーバーには、Microsoft Exchange Server 2007を採用した。MOSSと効率的に連携するとともに、PCに加えてスマートフォンといった多種多様な端末で利用できる拡張性を備える。

    MOSSとExchangeで保管する膨大なデータは、NetAppのストレージ製品で統合管理する。スナップショット技術を使うことで、ハードディスクによる高速なバックアップ/リストアを実現できる。

  • 製品の豊富な経験をもとに、データ移行のトラブルもゼロ

    構築プロジェクトは2008年11月からスタートし、2009年2月には新ビジネス情報基盤システムを導入。各種の設定と検証を行った後、2009年5月からMOSSを用いた情報共有・検索機能を、同年7月の本社移転時からExchangeによる電子メール機能の運用を始めている。

    「2世代前の製品からのバージョンアップでもあり、メールデータは80%も移行できれば成功と考えていました。しかし、実際には100%問題なく自動で移行できています」(経営企画部 ITサポート室担当者)

コアテクノロジー

Windows、統合情報ポータル/SNS、高速バックアップ

システム概要

●サーバー:
 20台
●クライアント:
 3339台
●アプリケーション:
 Microsoft Office SharePoint Server、Microsoft Exchange Sever ほか
●拠点数:
 7

新日鉄住金エンジニアリング株式会社様(旧社名 新日鉄エンジニアリング株式会社)

本社:東京都品川区大崎1-5-1
会社設立:2006年
資本金:150億円(2009年4月1日現在)
売上高:連結3866億円(2009年3月期)
従業員数:単独1214名/連結3355名(2009年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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