社員紹介

製鉄
2019年4月入社
新卒入社

鉄鋼ソリューション事業部第2部
H.Tasaki

入社の経緯

大学では、文理融合型の情報系学部ということで、プログラミングのみならず、CGや動画などメディア制作まで広く学んでいました。その分、就活の選択肢は多かったのですが、最終的にはSIerに絞りました。

振り返ってみると、私のこれまでの活動は、アルバイトはさまざまなメディアを扱う書店、サークルは軽音楽と、BtoC寄りの思考でした。しかし、社会に出るにあたっては、BtoBのビジネスで、顔の見えるお客様と併走しながら、オーダーメイドで課題を解決していく、システムソリューションに取り組んでみたいと考えたのです。

SIの中でも日鉄ソリューションズ関西に惹かれたのには3つ理由があります。生まれ育った関西で働けること、日本製鉄／NSSOLグループのしっかりした会社基盤があること、そして、選考で垣間見ることができた、社内の雰囲気が柔らかかったことです。「ここでなら自分自身も良いコンディションで周囲と協働できる」、そんな人柄重視の風土を感じました。

仕事とやりがい

入社後から現在に至るまで配属は製鋼所。「お客様との併走」という意味では、一般向けシステムより、物理的にも精神的にも距離が近い、願ってもない環境だったと言えます。なお、製鋼所というのは、大雑把に言えば、製鉄所で作った素材の鉄から最終製品を作る工場で、私はその生産管理システムに携わっています。

1年目は汎用系システムのCOBOLでの開発、2年目はオープン系のJavaでの開発を経験しました。3年目には製鋼所の設備の更新に合わせた追加開発にてプロジェクトマネージャーも経験し、案件の開始から終了までを遂行するプロジェクトマネジメントのプロセスを学びました。4年目では既存システムのオープン化プロジェクトに携わり、VB.netでの開発、とここまで幅広い経験を積ませてもらっています。

現在は、製品の出荷前判定システム構築に携わっています。培ってきた業務知見を生かし、フロントに立ってお客様やパッケージベンダーとの要件定義・仕様調整を行っています。様々な制約下で、最適解に落とし込むべく、やりとりを重ねていくというプロセスにやりがいを感じています。そのためには、まずは業務知識が前提となるので、お客様の業務に興味を持つことを心がけています。また、やりとりをする相手によってシステムの知識に差があるため、事前にドキュメントに落とし込むなどの入念な準備を行うこと、そして、技術を噛み砕いて説明することを意識しています。

今後の目標

直近は、今まさに手がけている出荷前判定システムを問題なく立ち上げること。そのためにも、レビューやメンバーへのアドバイスを通じて指導力を磨くことです。というのも、当初は、ある程度切り出されたかたちで任された機能を作りきればよかったものが、上流工程に寄れば寄るほど、一人の力ではなく、自分がお客様やメンバーたちの中心となって、指示をまとめたり、レビューをしたりといった、チーム一丸となる体制作りがシステムの品質につながると悟ったためです。

中長期的には、より大きな案件を主体的に推進できるようになることが目標ですが、チームビルディングは、やはり一朝一夕のものではなく、メンバーとのオフも含めた信頼関係の構築や知識の日常的な底上げが重要だと考えています。そのためにも、私が経験してきた知見を、後輩やパートナーに共有していくつもりです。

製鋼所のシステムも、ゆくゆくはすべてのシステムをオープン化していくわけですが、幸い私は、汎用系もオープン系双方を経験しているおかげで、お客様と新旧のギャップを横断的に・シームレスに埋めていける「二刀流」の強みがあります。その武器をより一層研鑽し、製鋼所のシステム全体を牽引していく存在を目指していきます。

メッセージ

自分のやりたい仕事のイメージを膨らませ、職種や企業の事前研究を十分に行ってから選考に臨んでほしいと思います。

私の場合も、入社以前はやはりシステム開発に「パソコンに向かってガリガリとコードを書き続ける」というイメージがあったため、想像以上に「人対人」のコミュニケーションが重要であることに驚きました。元々「お客様との併走」を就活の柱の一つとして考えていた私はそのギャップを良い方向に昇華できましたが、「思っていた仕事と違った」と考えてしまう方もいるかもしれません。

事前準備をしっかりと行い、自分の仕事が好きになれる会社を見つけてほしいと思います。