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プロジェクトストーリー

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鉄道技術・定時運行性・旅客サービスについて、最高水準に達していると言われる日本の鉄道。それはたくさんの人の手、それも"職人技"とも呼ばれる高度なノウハウに支えられています。このプロジェクトストーリーは、より安全な鉄道運行を目指し、その「輸送計画業務」を当時最先端のオープン系システムで実現するという取り組みのドキュメントです。

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鉄道会社の全列車の運行のおおもとになるもの、それが「輸送計画」だ。輸送計画には、列車ダイヤ改正時に作成される「基本計画」と、日々の需要予想や各施策に応じた列車の増発など、状況に応じて日々作成・修正する「波動計画」があり、それらを重ね合わせることにより当日の運行計画(実施計画)を作成する。

この「輸送計画」は長年に亘り、多数の各現場担当者が紙ベースで連絡を取り合うというチームプレイに支えられてきた。より安全・確実な列車運行のためには、この「輸送計画業務」を支援するための計画情報を一元管理し、確実に伝達する情報システムを構築することが必要であった。

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当時、鉄道の根幹システムは大型計算機が主流。そんな中で、OSにUNIX、RDBMSにOracleというオープン系基盤技術へと舵を切るのは、新しい時代の潮流とは言え、これまた大きな挑戦だったと言える。

「お客様は技術研究のテーマとして、オープン系の可能性を模索していたのです。」と、プロジェクト開始以来のリーダーは当時を振り返る。まず、取りかかったのは、列車ダイヤや車両・乗務員運用の計画作成業務から現場への情報伝達や現場当直業務に至るまでの一連の業務をシステム化する上での肝となる"「輸送計画」の情報をRDBMSで表現できるのか?"を検証するプロトタイプシステムの開発だった。

「『輸送計画』データベースは、ある研究機関にて検討された基礎モデルがあり、それをたたき台として進めることになりました。お客様側のプロジェクトチームメンバー、研究機関メンバー、そして私たちという体制で、週に2回のペースでブレーンストーミングを行いました。」と、メンバーのひとりはプロジェクト初期を振り返る。

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「最初は私たちには鉄道の業務知見がない状態であったので、業務及び基礎モデルをキャッチアップしながらOracleの実装技術面からの工夫を論理モデル設計に反映していくという活動が中心でした。」と、メンバーたちは得意分野であるOracleの知見を発揮しながら、徐々に「輸送計画業務」に関わる業務の知識を吸収していった。

「業務がある程度把握できてからは、お客様と議論を繰り返しながらモデルの適用範囲の拡大に取り組んでいきました。」
重要な検討事項がある時や、検討が行き詰まった時には、宿泊可能な施設にこもって、合宿形式での検討会も実施したという。

確かに基礎モデルが存在したとはいうものの、そもそも独特な鉄道業務や複雑な輸送体系をカバー出来ていた訳ではない。そこには検討しなければならない課題が数多くあった。超高密度運行線区と閑散線区の様に前提が全く異なる事、複数の支社・線区を跨がって走る様々なパターンの長距離列車の存在、多種多様な車種・車両、複雑な勤務制度、...。それらの点を一つ一つクリアし、データベースモデルとして具現化していった。

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ようやくデータベースモデルがまとまり、「輸送計画業務」をデータベースで表現できる目処が立つと、続いてプロトタイプシステムを開発し、検証を行うフェーズだ。実際にプロトタイプシステムを試用し、想定される業務に耐えうるか、必要な性能が出せるのか等を検証していく。

結果このプロトタイプシステムは、「お客様と私たちが一体となった取り組みの甲斐あって、実機開発を見越してさらなる技術検証を進めていくことが決まりました。」と、成果をあげる。そして、時間をかけて検討・実装というサイクルをくりかえし、実用性を入念に確かめながら、適用範囲を徐々に広げていくという手法が採られた。

数年に渡るプロトタイプシステムの拡張を経て、ついに実機開発が正式に決定される。基本計画、波動計画、実施計画の各データベースの構築はもちろん、各計画データの整合性チェックから日々の実施計画展開、各拠点の端末から出力する帳票用データ生成、関連する各種システムとの連携機能まで、アプリケーション開発を進めていく。

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実機開発となればプロトタイプ開発に比べ対象となる業務範囲は大幅に広がるが、それまで念入りに検討したデータベースモデルは実機開発においてもほぼその形を代えることなく適用する事が出来、システムの根幹部分を担う事となった。

一通り根幹となる機能の構築を行い、システム導入へと進むのであるが、これだけの大規模システムとなれば、一度に全社導入という訳にはいかない。最初は対象とする支社、現場を絞ってシステム習熟を兼ねた試使用から始め、その後に本格使用へと移行する。別の支社でも同様の手順を踏み、充分な時間をかけて全社への展開を進めて行った。

このように全社展開を行う一方で、様々な現場の要望に対応したシステムの利便性改善も並行して実施していった。現場要望には難易度が高いものが多数あったが、データの整合性を保ちながら複数人で共同作業できるようにしたり、現場で使用する帳票に柔軟性を持たせたり、全社共通の仕様を前提としながらも現場の独自性を反映できる仕組みを構築していった。

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こうして無事本番稼働を迎えたシステムは現在も順調に稼働しており、システムの更なる機能向上のための改善活動も継続的に行なわれている。輸送計画データベースは全社的に非常に重要な情報であり、このデータの活用を前提とした新たなシステム開発も行われる様になってきた。

従来、紙と鉛筆を用い、多くの人手をかけ、何重ものチェックに時間を費やす事で行われてきた輸送計画業務に対し、このようにしてシステムが導入された事は、列車運行の安全性、確実性の向上に貢献できたと言える。 また、従来は人から人へと伝承されていた「職人技」の世界にシステムが導入される事により、今ではノウハウの継承のための手段として、システムそのものがなくてはならない存在となっているのである。

高度なノウハウのシステム化、新しい技術基盤への移行......。これらはあらゆる業種・業態で求められる期待であり、その信頼に応えていくのがNS関西のミッションに他ならない。あなたのチャレンジングなフィールドはまだまだ尽きない。

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