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プロジェクトストーリー

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  • 大手家電メーカー編

日本の"ものづくり危機"が叫ばれて久しく経ちました。製造業は、SCMをはじめとした情報システムによって、量産工程以後の効率化が極限まで進んだ一方で、製品開発工程は"クリエイティブ"ゆえ、プロセスの標準化およびシステム化ができない"聖域"として扱ってきた経緯があります。このプロジェクトストーリーは、その"聖域"にメスを入れ、日本のものづくり復活の起爆剤とすべく、大手家電メーカーとともにPLM(Product Lifecycle Management)の理想を実現する、そんな挑戦のドキュメントです。

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PLM(Product Lifecycle Management)とは、製品に関する企画、マーケティング、試作、量産から販売、そして廃棄までの製品ライフサイクル全般に亘る情報を包括的に管理するシステムである。言葉にすればあたりまえのことのように思えるかもしれないが、製品ライフサイクルのすべてにそれぞれ人が携わる以上、その情報伝達チャンネルは複雑なものとなり、決してたやすいことではない。

その理想を実現すべく、PDM(Product Data Management)というシステムを経て、考案・開発されたものが、PLMパッケージだ。「製造業向け業務ソリューションのパイオニアである私たちとしても世に問うていくべきもの」という想いで立ち上げられたPLMパッケージセンターに、さっそく大手家電メーカーから声がかかった。聞けば、現在導入中の「TeamCenter」というPLMパッケージの性能に問題があり、困っているのだという。

「ちょうど5名ほどでセンターを立ち上げたところでしたので"渡りに船"。これまで培ってきた日鉄ソリューションズグループの知見を集結して臨みました。」こうして、センターのメンバーたちは、現行のPLMの問題点を一つひとつ洗い出していった。

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性能問題は、社内LANでは問題が顕在化しないものの、グローバル拠点のWANで遅延が発生しているという事象だった。「性能目標値の±5%に収めなくてはならないはずが、300~500%の遅延。手がかりさえ見つからず、お客様もさじを投げるほどでした。」メンバーのひとりはそう振り返る。

メンバーたちが目をつけたボトルネックは、UIだった。リッチクライアントの画面処理が通信回線を圧迫していると考え、使い勝手を損なわずにサーバ側での処理に移行する方針を提示。「このTeamCenterという製品のクセまで精通していないと気付かない部分であること、サーバ側の処理がC言語で記述されており、ついついカスタマイズしやすい画面側のJavaによる処理に偏っていたことが原因」と安田は語る。この改善による効果はてきめんで、性能目標値の10%まで迫ったという。

パーセントの性能目標値の詰めは、「APIを High Level から Low Level への書き換え、つまり、"誰でも書けるがパフォーマンスが劣る"記述法から、"アセンブリ寄りで高度な知識が必要だがパフォーマンスは速い"記述法に書き換えて達成した。」と、日鉄ソリューションズグループの高い技術力を発揮し、見事家電メーカーの信頼を獲得する。「このタイミングで『当社は、開発も行っていますよ』と声がけしたところ、お客様も身を乗り出してくれた」というのだから、家電メーカーの喜びがうかがえる。

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実際、その期待は大きかった。話はとんとん拍子に進み、「PLMすべてを委ねたい」というところまで膨らんだという。「1年くらいかけてのソフトランディングを頭に描いていたのですが、お客様が提示した期限はなんと"3ヶ月"。」その言葉にメンバーたちに戦慄が走った。当然、社内からも「無理だから辞退すべき。リスクが高すぎる。」という声が上がった。

しかし、メンバーたちの出した答えは「Go!」だった。「"私たちが引き受けなくて誰がお客様を救えるんだ"という使命感がありました」とメンバーのひとりは語る。とは言うものの、勇気をもって踏み込んだその道は困難の連続だった。「本当に死にものぐるいでした。通常の4倍でものごとを進めなくてはならないわけですから。でも、その甲斐あって、今ではどんな問い合わせが来ても、即対応/即答できるレベルになりました。」と自負するほどの大団円を迎えたという。

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そんなスピード感を含め、関西企業には独特の文化がある。それに精通していなければ関西企業からの信頼は得ることはできない。その点で、NS関西には地の利があった。これも性能改善や移行を成功させることができた大きな理由のひとつだろう。メンバーたちは「あたりまえのことを、あたりまえにやっただけ」とうそぶくが、"郷に入っては郷に従え"というコミュニケーションも、日本のビジネスのルーツである関西という地における鉄則なのかもしれない。

この超短期間での移行は、PLMパッケージメーカー内でも噂になるほどのエポックメイキングなものだったという。もちろん、家電メーカー社内でも評判が評判を呼び、PLMの横展開が進み始めた契機となった。そう、このPLMによる"ものづくり改革"は今まさに産声を上げたばかりなのだ。

「PLMとは"思想"である」これがセンターのメンバーたちに横たわる哲学だ。前身のPDMはその名の通り、"データ"の管理にすぎないが、PLMは"ライフサイクル"、つまりある製品のゆりかごから墓場まで面倒をみるものだ。企画→試作→量産→廃棄すべてのプロセスを通して、QCD(Quality-Cost-Delivery)の最適解を導いていく、その"考え方"に決まったかたちはないと考える。

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もちろん、現在のPLMはまだその理想には遠く及ばない部分がある。「今は、設計と製造をどうシームレスにつないでいくかというテーマを追求している段階。まだまだ可能性を探っているということです。逆に言えばこの先に"未来"があると信じているのです。」とメンバーは力を込める。

「ものづくりも"思想"ですよね。各社で全然違う十人十色なもののはずですから。画一的なルールに則らせる従来のシステムで表現できるものではありませんし、そもそも他社と同じでは競争優位を築けません。」だからこそ、メンバーはPLMの思想の体現に、日本のものづくりの復活の期待を込めている。

そのPLMの進化のためには、今から結果を積み重ねていくことも欠かせない。だからこそ「たとえば台頭する諸外国のメーカーに比べ、日本は"意志決定が遅い"と言われます。たしかにそれも敗因の一つです。私たちが推進するPLMソリューションならば、情報の一元管理化によって意識決定をスピードアップさせられるはず」と即効性をも見いだしている。

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こうして日々、NS関西独自のソリューションが立ち上がっている。その根底にある想いは、お客様の下支え。「まずは地元関西の企業に元気を取り戻してもらうこと。それが当面のミッションですね」とメンバーは口を揃える。

もしも日本のものづくりの復活劇を実現できたなら。世界が羨むものになることは間違いないはず。関西、日本、アジア、世界......。あなたのチャレンジングなフィールドはまだまだ尽きない。

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