KEYPERSONKEYPERSONたち

世界に冠する
IT強者の中部経済圏を
作りたい

イノベーション推進センター
ソリューション研究開発部長

M.Sakurai

2011年入社

KEYPERSON

9/10

Q.仕事をしていく上でのモチベーションは?
大切にしてきた部分は?

入社当初は「IT技術で世の中の働く人々の世界を変えたい。自分の手で改善してあげたいし、感謝されたい」という気持ちが強かったですね。現在は、これまで個社対応で培った知識・技術を社会へ還元できる存在になりたいという想いが、モチベーションになっています。製造業のために作ったシステムは、社会全般にもきっと役立つはずです。

あらゆる物事は、分けることのできない最小単位まで分けて理解できれば、おのずと全体を理解できるという「要素還元主義」。そして、現場・現物を見て肌で感じる「現場第一主義」。私はこの2つの考えを大切にしてきました。全体理解には時間がかかり、抜け漏れが生じます。そこで、それを補完できる「現場第一主義」が重要になります。この2つの考えの使い分けを若手当時から無意識にやってきたと思います。

Q.鉄鋼ソリューション事業部からDX推進部長へ。
キャリアのターニングポイントで得られたものは?

鉄鋼からの異動は、自身のフィールドを広げていく意味で好機だなと思いました。

当時は、会社の共通部門としてDX推進部が発足してまだ1年で、顧客DXに必要な先進技術の獲得や社内への展開よりも、事業部の案件支援が中心でした。そこに、「深く考え本質を追求する」マインドを持つ私が、技術研究・新規ソリューション開発といった活動をリードする存在として適任だと判断されたと理解しています。

ただ、着任してからギャップを感じる場面はありましたね。業務ソリューション事業部の案件支援や研究開発においてもアジャイルの考え方が活用されていて、スピードと柔軟性重視。私はじっくりと時間をかけて深く考えるタイプでもあったので、少し戸惑いましたが、本質を読み間違えると失敗することは同じ。今では「考えてから行動」するスタンスから「行動しながら考える」というスタンスに変わりつつあります。現物を生み出しながら思考することで、本質・スピード・柔軟性を実現できるようになりました。

会社横断で知見をつなぎ新しいソリューションやサービスを生み出していくことはこの会社では誰もやったことがない挑戦です。この思考と行動の特性を土台に新しいモノをどんどん生み出していきたいです。

Q.業界的な展望、
より飛躍するために取り組んでいることは?

企業間の壁はどんどん低くなり、今後は企業ではなく業種や業務の単位で考える流れになっていくでしょう。そうなることで、業界や業種に横たわる共通的な問題がより明確になり、改善・解決に向けて一丸となって取り組めるようになっていくと思います。

当然企業間の競争原理は働きにくくなると思いますが、私はそれでいいとも思っています。立ち向かうべきは隣の企業ではなく、環境問題や人口問題といった社会問題だからです。中部地区のIT企業が連携して、こうした問題に取り組んでいける仕組みの構築や牽引する組織団体を作っていきたいと思っています。

また、自社での取り組みとして、技術レベルアップ文化の醸成を目指して社内コンペ活動を実施しています。これは、希望者がチームを組んで国内外のコンペに参加し、順位を競うものですが、今後は他のIT企業と連携し、中部地区全体で切磋琢磨できるコンペイベントへと育てていくことも目標にしています。

Q.将来どんなKEYPERSONを目指していますか?

「製造業が強い中部地方」から「中部の強い製造業は、ITが強いから」に変革する。中部地区にいるIT企業が協力し合って産業の問題・社会問題へ取り組む―。私はこの姿の早期実現を目指しています。

それぞれ得意分野を持つ他社との連携によって、世界に冠する中部経済圏を作っていくことを目標に、自社、そして自分自身がKEYPERSONとして、その中心にいたいと思っています。

学生のみなさまへのメッセージ

企業の壁が低くなっていくので、就“社”活動は意味がなくなってきます。考えるべきは、社会性・経済性・自己実現性の3軸。自分がどう社会へつながりたいのかを考え、自分に合う“職”を見つけることだと思います。

また、今を生きるためには経済性も必要なので、“企業”をよく見ること。そして、考えるためには、まず知ること。就活初期はたくさん知ることが大事です。企業を訪問し、社会で働いている人と会い、どんな“職”があるのかを知っていくことを重視してください。

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