PROJECT STORY 04最先端の宇宙科学研究を支える
システム基盤を構築せよ。

最先端の宇宙科学研究を支える
システム基盤を構築せよ。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)様は、
宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用までを一貫して行う研究機関です。
人工衛星を使った地球観測や宇宙科学研究、
月利用に向けた技術開発や宇宙輸送と宇宙活動の実現から、
国内での宇宙航空産業の育成活動までがJAXA様の使命です。
今回、NSSOLは科学衛星データの長期保存とデータ処理を行うことで、
宇宙科学研究の基礎を支えるシステムを構築しました。

日々増大する宇宙からの
観測データを確実に受け止め
最先端の宇宙科学研究を支える

  • 後藤
    後藤

    日本における宇宙科学研究の中心であるJAXA様の宇宙科学研究所では、科学衛星の運用とデータ処理にシステムを活用しています。このシステムには宇宙でしか観測できないX線の観測データや、日本で衛星が打ち上げられて以来蓄積している膨大で貴重な観測データが保存されています。数十年前のデータであっても、世界中の研究者が参照して論文を書くこともあるため、わずかな欠損も許されません。

  • 菊尾
    菊尾

    このシステムは、日本の全ての科学衛星のデータを長期にわたって保存し、データ利用者である国内外の研究者等のユーザーに提供するための基盤システムです。観測が続く限り保存するデータは増え続けますので、24時間365日安定稼働することと、データを失わないための高い信頼性の他、拡張性や計算機処理性能等を兼ね備えるシステム基盤が必要とされていました。

  • 望月
    望月

    システムは、5年に一度、技術の進捗に合わせて更新されています。昨今はデータ量が特に増加する傾向があるため、大量のデータを保存できる領域とストレスなく処理できる性能を兼ね備えた大容量データストレージが必要でした。NSSOLは前システムでの運用実績の他、同じくJAXA様の地球観測衛星について同様のデータアーカイブシステムの構築実績がありました。課題解決に向けて、そのノウハウも最大限に活用しました。

事業成長を実現するための
システムを4ヶ月で構築

  • 菊尾
    菊尾

    今後増加し続ける衛星データを確実に保持・提供するために、柔軟性と拡張性を兼ね備えた実績のある仮想化ソフトウェアと大容量で高信頼性のあるストレージを組み合わせたシステムをご提案しました。これまでのシステムは、処理サーバ、DBサーバ等の数が100以上にのぼる大規模なシステムで運用負荷も高く、そこを解消するというメリットもありました。また、前システムからの運用経験を踏まえたネットワーク構成や監視システム方法についてもご提案しました。

  • 望月
    望月

    サブシステムごとの担当者の方と打合せを繰り返し、システムを具体化していきましたが、お客様の業務に直接関わる重要なシステムであり、仮想化にあたっての要望も多く、実現に苦労する部分が多々ありました。限られた時間ではありましたが、しっかりとお客様とコミュニケーションを図り、お客様とともにシステムをつくり上げていきました。

  • 稲垣
    稲垣

    中でも既存システムを運用したまま、各システムで扱うデータを速やかに移行することは難関でした。移行計画を綿密に作成し、細心の注意を払って1つ1つサービスを切り替えていきました。

国家プロジェクトを支える
システム構築を
チーム一丸となり完遂

  • 稲垣
    稲垣

    サーバ刷新と仮想化により、非常に高い計算能力と柔軟性を限られたコストの中で実現しました。特に中核となるストレージシステムに関してサブシステムごとに利用者が存在し、リソースの割り振りを設計する際のヒアリングには非常に苦労しました。しかし、担当者の方の尽力もあり、ほぼ全ての関係者のリクエストを実現する設計にまとめることができたのです。このプロセスがあったからこそ、お客様と信頼関係を築くことができたと思っています。JAXA様のミッションである、衛星データを用いた研究を、インフラ面で支えることにも貢献できました。

  • 後藤
    後藤

    構築中のハードウェアトラブル発生時、チームメンバーが一丸となって対応する姿が印象に残っています。お客様のためを想って、真摯に対応する姿勢に同じチームながら感動しました。

  • 菊尾
    菊尾

    「一つになろう」をモットーにプロジェクトを推進してきました。お客様の想いを正しく理解し、チーム一丸となって考え、取り組む。この「NSSOLの基本」とも言えるチームの力なくしては、社会的責任が大きく、難易度の高いこのプロジェクトの成功はなかったと思っています。JAXA様を支えるシステムを構築することは、国家プロジェクトを支えることと言っても過言ではありません。その推進に貢献できたと実感しています。

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