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「時代はコンピューター」。そんな安易な気持ちで学んだ情報処理が、運命的な再会のきっかけになるなんて人生は本当にわかりません。私の地元は君津製鉄所(現: 東日本製鉄所(君津地区))にほど近い袖ケ浦で、小一の時、製鉄所主催の絵画コンクールで所長賞をいただき、表彰されたのですが、こうして十数年の時を経て、今度は技術者として門をくぐることになったわけですから。

入社後しばらくして、新日鐵(現: 日本製鉄)が自ら開発した世界初の24時間・365日稼働の生産管理オンラインシステムの歴史あるメインフレームを担当することに。ひとたびトラブルとなれば、工場ラインも止まってしまうという製鉄所の操業の根幹をなす基盤で、プレッシャーも相当なものでした。まさに古文書をひもとくような運用保守をくりかえし、5年目には何十年ぶりかのシステム大幅改修の担当という大役も勤め上げ、最終的には「生き字引」的存在にまでに。そして、先日、後輩に無事引き継ぎを終えたところです。
製鉄所のシステムは、一般的なシステムのライフサイクルとは比べものにならない長大なもので、たとえるなら人間が細胞を日々入れ替えながら成長していくようなタイムスパン。その歴史に名を刻めたことを誇りに抱きつつ、次なる未来を築いていきます。
1日のスケジュール
8:30
出社してメールチェック。<br>前日までの運用記録を確認し、何事もなかったことに胸をホッと撫で下ろす。
9:00
システム稼働確認や、試験環境ネットワークに関する問い合わせに対する調査と返答を行う。
10:00
現在進行中の通信機器リプレース案件の定例ミーティング。進捗やスケジュール、課題管理を共有。
11:00
工場の通信機器・端末のテストに向け、手順書の整備や通信ソフトの設定、工場のアプリ担当者への確認など入念な下準備。
12:00
午後はテストのため、車での移動があるので、コンビニ弁当で済ませる。
13:00
手順書に従って作業を進め、必要に応じて各方面と連絡を取り合う。結果、無事動いて順調に終了。
15:30
自席に戻り、通信状況をトレースしたものを事後解析し、データ上でもテストの成功を確認。
17:30
本日の報告書を仕上げて帰宅。