日鉄ソリューションズ中部株式会社

recruitment

NIPPON STEEL ロゴ

プロジェクトストーリー

過去、現在から未来へ
製鉄事業の物流を
ITで進化させる。

プロジェクトストーリー1

日本製鉄のITパートナーとして多様なソリューションを提供する日鉄ソリューションズ中部。その中でも鉄鋼ソリューション事業部は、1万トンを超える保管能力を持つ新倉庫のコントロール、月間25万トンにも及ぶ製品出荷の支援など物流領域においても新たなシステム開発や既存システムの運用・保守などで重要な役割を果たしており、未来に向けてさらなる進化を追求し続けています。

E.Umemura

鉄鋼ソリューション事業部長
1998年入社 E.Umemura
電気工学専攻

鉄事業推進部 S.Miwa

鉄鋼ソリューション事業部
鉄事業推進部
2019年入社 S.Miwa
原子力・エネルギー安全工学専攻

鉄事業推進部 Y.Sonobe

鉄鋼ソリューション事業部
鉄事業推進部
2020年入社 Y.Sonobe
生命・応用化学専攻

状況に応じて変化していく多様な物流ニーズ

当社は製鉄の物流領域への対応にも長い歴史があるけど、私が最初に物流案件に携わったのは2000年過ぎから始まった日本製鉄が商社・需要先に製品を供給するためのWebシステムを活用したSCM(サプライチェーン・マネジメント)だった。

SCM(サプライチェーン・マネジメント)の重要性が高まってきていた時期ですね。

Webシステムは今では当たり前の技術だけど、物流状況を簡単に把握できることでお客様に喜んでいただけた。その他、システム企画検討では陸送・海送・輸出などを経験し、出荷グループのリーダーを務めたときは製品の船積管理システムなどにも携わった。そして今は、鉄事業部門の責任者として物流領域では新たな倉庫の運用や物流の能力増強に向けた取り組みをしてるけど、倉庫では三輪さんも関わってるよね?

既存の倉庫を、新たな製品倉庫として活用するためのシステム要件を整理して見積もりする業務をしています。また物流の能力増強では、輸送車両の増車にともなう作業割付システムについて検討しています。

園部さんは電話応答システムを担当していたね。

はい。製鉄所内で原材料の搬送に対応する要望を、自動電話応答で処理するシステムのサーバー移行を担当しました。

プロジェクトストーリーイメージ

プロジェクトストーリーイメージ

製鉄工程を理解し製鉄の基幹システムと連携した開発が重要

物流システムは、上流の製鉄工程と川下の需要先をつなぐポジションだから、それぞれの状況に応じて柔軟に対応することが求められる。

私が担当する倉庫の切替案件では、開発の前段階としてシステム要件を整理して予算化する必要がありました。しかし、既存システムを調査する中で、システムの一部がブラックボックス化していることが分かり、過去の設計仕様書がなく知見のある人も少なかったので、計画をまとめるのに苦労しました。

私たちが対応するシステムは、製鉄事業の根幹を担うメインフレームとの情報連携が求められるから、古いシステムではそういう壁にぶつかることもあるね。そして、製鉄の操業系はメインフレームで、物流のようにユーザーに近いところを分散系で処理しているという構図になっているから、物流担当でも製鉄工程を熟知する必要がある。

私は物流部門に異動して間もないので、現場に張り付いて業務の流れを一生懸命に把握しました。そうした地道な作業から、新たな課題などを発掘することができました。

園部さんがサーバーの切替えで苦労したことは?

電話機による自動受付というあまり利用実績のない技術だったので、仕組みを理解するのに苦労しました。また、製鉄所は24時間365日稼働しているので、利用者に影響することなくサーバーの切替作業をすることが大変でした。入社して初めて任された案件だったので、必要な資料作成などに手間取ってしまったことが反省点です。

プロジェクトストーリーイメージ2

プロジェクトストーリーイメージ2

若手が自分で企画・開発することで成長を後押し

当社は若手に早くからシステムの企画・検討を経験させて、自分で企画したものを自分で開発することで成長を促しているからいい経験になったんじゃないかな。

結果的に1億円規模のシステムを予算化できたことは自信になりました。園部さんも案件を通じて学んだことは多いでしょ。

初めての経験を通じてプログラミングや設計、テスト業務など技術的にスキルアップできたと思います。特にサーバーの移行テストをして問題なく運用できたときは、大きな達成感がありました。

そうした実績があると、ほかの案件のサーバー移行の際に園部さんに声がかかるようになる。経験するすべてが、先のキャリアにつながっていくよ。

梅村さんは若手のころ、どんなキャリアをイメージしていましたか?

若いときは目の前のことで精一杯で何も考えていなかった(笑)。お客様に喜んでいただける仕組みを作るという思いだけで、毎日のように現場へ出てお客様の話を聞いてた。やがて、責任が大きくなって業務管理や人材育成に携わる中で、自分の使命や役割が分かるようになっていったね。

プロジェクトストーリーイメージ3

プロジェクトストーリーイメージ3

今後は最適化技術やAIなどの先端技術も積極的に活用

現在、日本製鉄では次代を見据えて大規模な生産設備構築対策を行っており、名古屋製鉄所でも大きな設備投資が行われている。こうした流れに当社の物流システムも対応していかなければいけないけど、今後は高度IT技術の活用がますます進むだろうね。

最適化技術や機械学習、IoT、AIなどですね。

すでに画像認識技術を倉庫管理などに活用するシステムや、物流車両の位置をリアルタイムで把握する仕組みなどはあるけど、これからもどんなものを取り入れたらお客様の役に立つか、アンテナを張って技術のキャッチアップに努めてほしい。

事業部には高度ITを支援する専門チームもあるので、そうした他部署との連携も重要になりますね。ところで、梅村さんは管理者として若手にどんなことを期待されていますか?

三輪さんや園部さんは将来の物流チームを担う存在だから、まず目の前の案件で実績を重ねて操業系、計画系、出荷系など自らの得意な分野を見つけ、いずれはチームやグループのリーダーとして活躍してくれるのを楽しみにしてる。また、モノを作って市場に届ける仕組みは、製鉄に限らず、広く製造業に応用できるのでとても汎用性が高い。将来は事業部の壁を越えて、さまざまな企業の物流ソリューションにも貢献できるような存在を目指して欲しいね。

大変そうだけど、がんばります。

管理者としては、若手が安心して自分の可能性を追求できる環境整備をしていくよ。

よろしくお願いします!

プロジェクトストーリーイメージ4

プロジェクトストーリーイメージ4

プロジェクトストーリーイメージ

プロジェクトストーリーイメージ