第1話 VISIONづくりの幕開け

「Corporate VISION 策定プロジェクト」が始動して約2か月が経過しました。このプロジェクトは当社の未来を描く活動であり、社員一人ひとりが主体的に関わる取り組みです。まずは、当社がどのようにして将来のビジョンを決めていくのか、そのプロセスをご紹介します。
会社のビジョンをつくるのは、誰?
ビジョンとは、中長期的に会社がどのような姿になっていたいか、会社として目指す方向性や、思考・行動の判断の拠り所をキャッチコピーとして端的に伝えるものです。
―となると、会社の上層部や経営層がつくるものだと思いませんか?
確かに、一般的には経営層がリーダーシップを発揮し、ビジョンを定めて社員に浸透させる「トップダウン型」が主流です。当社でもこれまで、経営層が中心となってビジョンを掲げ、一定程度は社員にも浸透してきました。しかし、毎年実施しているエンゲージメントサーベイ(※)などでは、「もっと『自分ごと』としてビジョンを感じたい」「より鮮明にビジョンが心に響くようにしたい」といった声が年々増えています。
そこで、会社が示すビジョンをただ受け取るのではなく、社員一人ひとりが『自分ごと』としてビジョンと向き合い、「自分たちの会社をどうしたいか」「なぜその姿を目指すのか」を真剣に考え、意見を交わしながら、より“ビビッド”にビジョンを実感できる「全社員参加型」のビジョン策定に取り組んでいます。
社会やビジネス環境が大きく変化する今だからこそ、社員一人ひとりが「自分たちは何のために働くのか」「どこへ向かっているのか」をより強く共有し、迷わず進める組織を目指しています。そのために、ビジョンの“浸透”から“共鳴”へ、さらに一歩進んでいきたいと考えています。
(※)エンゲージメントサーベイとは、従業員のモチベーションや職場への満足度を測る調査です。サーベイ結果をもとに組織全体または部門ごとの課題を分析し、必要な改善施策に活かします。
未来を共に描く、「全社員参加型」プロジェクト!
このプロジェクトは、若手からベテランまでが一緒に挑む“ビジョン共創”の場です。約半年間にわたり、次の2つのステップで進めていきます。
- Step.1:将来の勝ち方・独自性とそのための道筋を具体的に考え抜く
- Step.2:2030年に目指す姿をビジョンステートメント化する
プロジェクトの体制は以下の通りです。
| 区分 | 参加メンバー | 主な役割 |
|---|---|---|
| タスクフォース(TF) | 若手役員+事業部長層6名 |
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| ワークショップ(WS) | 有志(指名者6名・立候補15名) |
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| 従業員 | WSメンバー以外の全社員 |
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| 外部コンサルタント |
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TFメンバーは若手役員や事業部長層を中心に、WSメンバーはTFメンバーによる指名や立候補で構成されています。WSメンバーは、ビジョン策定後の社内浸透に向けた旗振り役としても大きな役割を担っています。
「これからの進み方」について
ビジョンに込めたい要素や会社として目指す姿について、次の4つの問いを軸に集中的な討議を進めています。
- 1.「どこのエリアで」
- 2.「何を強み・武器として」
- 3.「どんな価値を届ける会社となるか」
- 4.「その結果として従業員にどんなベネフィットを提供したいか」
企業の戦略や今後の成長の方向性を明確にするため、「これからの進み方」について議論を進めています。
議論を始めてみると、メンバーごとに視点や捉え方に違いがあることに気づかされ、まずは共通認識を持つことの大切さを改めて感じています。
地域的な展開についても、従来の枠にとらわれず、より広い視野で未来を描こうという意見が多く出されました。
また、これまで培ってきた強みを活かすとともに、新たな分野や可能性にも積極的に挑戦していくべきだという点では、メンバー全員の意見が一致しています。既存の枠組みにとらわれず、多様な可能性を検討しながら、会社としての新たな価値創造を目指していきます。
社員の“ワクワク”が未来を動かす!
私たちの会社には、「成長を実感し、日々“ワクワク”できる会社にしよう」という合言葉があります。今回、TFメンバーに「これまでの議論の中で、どんな瞬間に“ワクワク”を感じるか」を尋ねました。
すると、「自分では思いもよらなかった視点や発言に触れたとき」
「会社の未来について、仲間と一緒に成長のイメージを語り合っているとき」といった声が寄せられました。
議論が進む中で、考えがすぐにまとまらないこともありますが、メンバー同士が真剣に向き合い、互いの言葉に耳を傾けることで新しい発見が生まれていきます。その場には、背筋が伸びるようなほどよい緊張感と、前向きな刺激が漂っています。討議を重ねるごとに、少しずつ手応えを感じながら、未来を描く議論はますます活気を帯びています。
“ワクワク”が生まれる場から、きっと“ワクワク”できるビジョンも生まれるはずです。
日鉄ソリューションズ中部は今後、
どのような価値を提供する会社でありたいか
プロジェクトの第一段階の議論として、当社の進むべき道筋について複数の選択肢の中から有力な方向性を絞り、戦い方のシナリオや変革の必要性についてはTF内で認識を合わせることができました。次は「どのような価値を提供する会社でありたいか」について、“Will(想い)”を語りながら当社の目指す姿を検討・討議していくフェーズに移ります。策定するビジョンが現実とかけ離れすぎていると社員が『自分ごと』として受け止めづらくなる懸念もあるため、実現可能性を常に意識した議論をする中でも「数字だけのビジョンは現実味がない」「抽象的すぎると心に響かない」といった率直な意見も交わされ、「安定志向からチャレンジ志向へ」といった会社の存在意義や社員のやりがいにもフォーカスした議論が続いています。
このプロジェクトはまだ始まったばかり。誰もが『自分ごと』として“ワクワク”できる、そんな未来の会社づくりに挑戦しています。
次回はワークショップの様子や
社員アンケートの結果も紹介予定です!乞うご期待!
(12月中旬リリース予定)
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