ビッグデータ分析のコンペティションで世界第2位

新日鉄住金ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下NSSOL)および株式会社金融エンジニアリング・グループ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮村 幸夫、以下:FEG)の連合チーム『FEG&NSSOL@DataVeraci』が、データマイニングの世界大会であるKDDCupにおいて第二位となりました。

KDDCup(Knowledge Discovery and Data Mining Cup)は、コンピューターサイエンス分野で最も古く権威ある競技会のひとつです。過去には2009年にFEGが単独で第二位となりましたが、今回はNSSOL、FEG協力のもとでの初入賞となりました。

今年の課題は、CRM分析の中でも特に重要な要素である、顧客の離反分析に関する内容で、「オンライン学習講座(MOOC)の受講生のアクセスログを用いて、講座の履修を脱落する確率を予測する」という課題でした。
今回の勝因は、モデル構築技術の高さに加えて、人間行動の断片であるデータを実務経験豊富なデータサイエンティストが分析し、データの裏側にある実像を的確に捉えたことと、NSSOLのシステム研究開発センターで開発したデータ分析統合環境『Data Veraci(ダータヴェラーチ)』により、さまざまな得意分野を持つデータサイエンティストの叡智の結集が、非常に高度なレベルで実現したことにあります。

FEGは世界トップレベルのデータマイニング技術を活かし、金融分野を中心に調査、分析、コンサルティングといったサービスを提供してまいりました。 NSSOLは、製造業、流通業、サービス業、社会・公共分野を含む広範な業種に顧客基盤を持ち、BI、大規模DWHシステムの構想・設計・構築実績を積み重ねてまいりました。2011年6月には、データ分析・モデル化及び戦略的情報活用を主眼としたシステム構築需要への対応力を一層強化するため、両社にてデータサイエンス&テクノロジーセンターを設立しております。
NSSOLおよびFEGは、これからもIoTやビックデータを含めたデータ分析サービスおよび統合マーケティング基盤の構築サービスを提供し、お客様の既存ビジネスの革新的な進化や新たなビジネスの実現を強力にサポートして参ります。

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