データ分析の世界大会「KDD Cup」で10位入賞

~マルチデータセットの時系列異常検知の精度を競う~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 宏之、以下「NSSOL」)のシステム研究開発センターのメンバーが国際的に権威ある世界大会「KDD Cup 2021」(2021/3/15~2021/5/31)※1に参加し、世界第10位(全193チーム)に入賞しました。

本大会は、100か国以上の会員からなるコンピューターサイエンス分野の学会の分科会であるSIGKDD(Special Interest Group on Knowledge Discovery and Data Mining)が毎年開催するデータ分析の国際大会です。NSSOLは2019年にも世界第5位に入賞※2、2015年にはNSSOLと当社のグループ会社である株式会社金融エンジニアリング・グループの連合チームが第2位を獲得しています。

本大会では参加者は主催者が用意した3つの課題から取り組むものを選択することとなっており、NSSOLが挑んだ課題はマルチデータセットの時系列異常検知でした。この課題の特徴は、主催者により作成された全部で250種類の時系列データに対して、1つのアルゴリズムで異常を検知しなければならない点です。それぞれが何についてのデータなのかも非公開であり、データのどこか1箇所に異常があるという情報しかありません。そのため、参加者が作成するアルゴリズムには、どのようなデータに対しても異常を検知することができる汎用性が求められました。

NSSOLから参加したメンバーが所属しているシステム研究開発センターでは、お客様のDXに必要となるデータ利活用技術に関して実用化を見据えた応用研究を行っています。過去のデータ分析に関するコンペでも多くの実績※3を残すなど、AI/データ利活用に関する豊富な技術的知見の蓄積と、PoCを含めたお客様現場での適用を目指した取り組みの中で育まれた様々なデータを適切に扱う活用力とを活かし、高い精度のモデルを構築することができました。

今後もNSSOLは「ファーストDXパートナー」として、お客様のAI/データ利活用によるDX推進に貢献いたします。

以上

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