新日鉄ソリューションズ、専任組織を設置し、スマートデバイスソリューションを強化。HTML5に準拠した開発フレームワーク(hifive)をOSSとして公開。

新日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷 宗敬、以下新日鉄ソリューションズ)は、企業情報システムへのスマートデバイス本格導入時代到来を踏まえ、専任組織を設置するとともに、HTML5に準拠した開発フレームワークをOSS(オープンソースソフトウェア)として提供開始いたします。

スマートデバイスは、2010年のiPad発売以来、急速に市場に浸透し、2011年国内出荷実績が2000万台を超えるなど、爆発的に普及してきております。新日鉄ソリューションズでは、これらのスマートデバイスがクラウドと連携することで、ワークスタイルや企業情報システムの変革をもたらすトレンドとして、早くから注目して参りました。そして、システム研究開発センターで研究を進め、昨年10月には複数のデバイス規格に対応したスマートデバイスの開発フレームワークやスマートデバイスのライフサイクル管理を支援するMDM(モバイル・デバイス・マネージメント)ソリューションを提供開始いたしました。

加えて本年4月1日付で、専任組織として「スマートデバイスソリューションセンター」を設置し、事業展開を加速しております。

一方、コンシューマーから普及したスマートデバイスを企業情報システムで活用するには、以下の様な課題がありました。

(1) 対応すべきスマートデバイスの進化が激しいこと
(2) 従来のPC環境に加え、多岐にわたるスマートデバイスの種類やOSへの対応が必要なこと
(3) 大規模システム開発(多数の開発者と多数のアプリケーション画面)に対応する必要があること

新日鉄ソリューションズでは、これらの課題を解決するために、システム研究開発センターにおいて、次世代Web標準としてのHTML5準拠のスマートデバイスに対応したWebアプリケーション開発フレームワーク「hifive」の開発を進めてきました。この度、企業情報システムでのスマートデバイス活用を促進する目的で、「hifive」をオープンソースソフトウェアとして提供開始いたします。

「hifive」は、スマートデバイスの入出力に対応した開発フレームワークです。これによりPC向けのみならず、スマートデバイスに対応したアプリケーション開発が、スマートデバイス固有の開発知識を必要とせずに、効率的かつ確実に行えるようになります。また、HTML5に準拠していますので、アニメーションやグラフをWebブラウザ上で自在に表示することが出来ます。

新日鉄ソリューションズは、本「hifive」を多くのユーザにご利用頂くことで、企業情報システムでのスマートデバイスの活用を加速し、この分野におけるリーディングSIerを目指します。

以上