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2016-01-15 グローバル
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「アジアの中心でITを叫ぶ」

─ シンガポール駐在員レポート ─

当社は2002年の中国現地法人設立を皮切りに、東南アジア諸国への事業展開を進めています。シンガポールは2011年にオフィスを設立し、現在は30名程の社員で日系企業を中心とした現地のお客様にITサービスを提供しています。今回は、当社のシンガポールの現地法人であるNS Solutions Asia Pacificの駐在員として赴任している雪江一志さんにシンガポールのことや現地のビジネスについて話を聞きました。

NS Solutions Asia Pacific
雪江一志さん

―― まずはシンガポールという国について教えて下さい。

シンガポールはマレー半島の南端に位置する小さな島国で、国土は東京都23区と同程度ですが、人口は約550万人という人口過密度の高い都市国家です。中心部には40~50階建ての高層ビルが乱立しており、高級車とタクシーが街中に溢れ、様々な人種の人々が行き交う、まさに東南アジアの中心といったエネルギッシュな国だと感じます。

―― 暑いですか?

はい、とても暑いです。(笑) 大都会とはいえ赤道付近の南の島なので、1年中日本の夏と同じような気候ですね。

―― お金持ちが集まる国のイメージですが。

税制優遇の流れもあり、世界中から富裕層がシンガポールに移住してきているようです。国民一人当たりのGDPは既に日本を越えているとのことで、物価水準も先進国と同程度か、場合によってはそれ以上だと思います。

―― シンガポールではどの様なビジネスが盛んなのですか?

グローバル企業の多くがアジア統括拠点をシンガポールに置いていることもあり、「ハブ」としてのビジネスが盛んだと思います。また、金融業も発展しており、ニューヨーク、ロンドン、東京に次ぐ、世界の金融センターとしての役割を果たしているようです。立地としてインド洋と南シナ海の中間に位置しており、港湾が高度に整備されていることから、アジア物流の「ハブ」として世界で1,2位を争うコンテナ取り扱い量を誇ります。一方で、埋め立てにより作られたジュロン島には石油化学工業のコンビナートがあり、産業国としての一面もあるようです。

―― NS Solutions Asia Pacificについて教えて下さい。

日系企業を中心としたお客様に、基幹業務や製造/物流におけるシステムの開発、ITインフラのサポートやエンジニアの常駐支援等を行っております。現在は約半分ぐらいがローカルの社員で、シンガポールはもちろんインド、ミャンマー、台湾等色々な国を出身とする方々が働いております。

―― オフィスはどの辺りにあるのでしょうか?

シェントンウェイと呼ばれる高層ビルが乱立する一角の、Hong Leong Buildingの中にあります。マリーナベイエリアから眺めると少しだけビルが見えることもありますが、周囲のビルが高すぎてなかなか目立っていないところが少し悲しいです。 (笑)

―― 今後はどの様なビジネスに注力していく予定ですか?

海外拠点についても高度なITニーズを持たれているお客様が増えてきているので、これらのニーズに対応できるような体制強化を図っております。その中で、特に金融業のお客様はシンガポールを中心としてアジア各国で幅広いビジネスを手掛けており、システムに関しても日本と同水準の機能や品質を求められることがあるため、2016年1月に金融ソリューション事業アジア本部を設立するに至りました。

プレスリリース「シンガポール現地法人に金融機関向けサービスの提供組織を設立」

―― 現地での生活は日本と比較して如何でしょう?生活しやすい国だと聞いています。

公共交通や通信等の社会インフラは日本並みに整備されて安定しており、生活していく上であまり不便を感じることはありません。また、会社と家の近くにホーカーと呼ばれる大きなフードコートがあり、手軽にローカルフードが食べられるのは助かっています。(笑)

オフィス街の真ん中にあるラウ・パサ・フェスティバル・マーケット(左)とマーケット内にあるホーカー(右)。ホーカーでは安くておいしい国際色豊かな食事が楽しめる。

ITサービスの面でも先進的だと感じることが多々あります。例えば、シンガポールでは乗用車の値段が非常に高く(日本の2-5倍)、逆にタクシーの値段は安価(日本の半額程)なため、公共交通としてタクシーが大きな役割を果たしているのですが、日本でも話題となっているタクシーの配車アプリがこちらでもよく使われています。周辺にいる空きタクシーの情報と本人の位置情報をワンタッチで照らし合わせ、早ければ2-3分でタクシーを呼ぶことができる便利なアプリです。

街中では高級車とタクシーの多さが目につく

―― なるほど、ITサービスも進んでいるのですね。是非その他のサービスや面白いトピックについても紹介して下さい。

はい、レポートは随時更新していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

―― ありがとうございました。

広報・IR室 エキスパート 奥村 康子

当社は現在、海外において6カ国11都市に拠点を設けています。
現地の社員から見たIT事情や現地ならではの情報を発信していきたいと思います。

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