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プロジェクトストーリー

  • Project Story 3
  • BI編

激しく変化する経営環境。そんな中、企業には的確な意志決定が日々求められています。直感や経験則だけではなく、確かな根拠に基づいた戦略策定が欠かせません。BI(Business Intelligence)は、日々発生する膨大なデータを活用することで、企業の戦略的思考をサポートするソリューションなのです。このプロジェクトストーリーは、次世代の経営基盤強化を目指すお客様と二人三脚で実現していく様を2社の事例を交えて送る、お客様とのパートナーシップのドキュメントです。

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BI(Business Intelligence)とは、さまざまなデータを収集・蓄積・分析・整理し、「見える化」することで、その名の通り経営の「知能・知性」となるシステムのことである。従来、システムに求められるのは、過去、つまり、「何が起こったのか」を知るためのものだった。今日、それにとどまらず、さまざまな前兆から未来を予測し、ビジネスを成長させることが期待されている。そう、データ活用レベルの差異が、そのまま企業競争力の差異となって現れるわけだ。

BIが活用するデータは、システム化された業務データはもちろん、昨今世間を賑わす、ビッグデータやIoT、AIなども包含している。どんなに有用なデータでも活用しなければ宝の持ち腐れであり、システム・ライフサイクルの過程で寄せられる、「全体の経営状況をタイムリーに把握したい」という経営者の想いや、「商品別、店舗別の状況からキャンペーンを考えたい」という現場の想いをかなえるべく、NS関西のBIプロジェクトチームは日々膨大なデータの山を前に、新しい価値創出に励んでいる。

BI編

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NS関西は、日鉄ソリューションズグループの中でも、BI関係のシステムを多く手がけ、知見が集まっている。その実績から、地元関西発祥のギフト販売会社より、提案依頼のオファーが寄せられた。

「聞けば、既存システムの運用負荷増大と、一日数千万件ものPOSデータが蓄積されるDWH(Data WareHouse)の処理速度への不満、この二つの課題を解消しつつ、関連会社を含む3社共同での利用拡大を考えている、とのこと。そこで、私たちは『データが増えても柔軟に対応できる設計思想=NSSOL BIフレームワーク』や、『レスポンスが各段に速くなる新製品=DWHアプライアンス』を取り入れた再構築案をまとめあげ、ご提案することにしました」とメンバーは語る。

「実は、その「新製品=DWHアプライアンス」の導入は、日鉄ソリューションズグループの中でも先駆けとなるものでした」。そこで、プロジェクトメンバーたちは、提案にあたり一策を講じた。それは、提案資料で理論値を示し「処理速度」をアピールするだけではなく、実データをお借りしてデモをすることにしたのだ。

デモの結果、従来は数十分~1時間ほどかかっていた処理が、数秒~1分以内に。「それを目の当たりしたお客様の『ホンマですか!?』という言葉を聞いて、コンペの勝利を確信しました」と振り返る。

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案件受注後、約8カ月間に亘り、プロジェクトメンバーたちは、お客様と綿密なコミュニケーションを取り、きめ細かく課題へ対応していくなど、新システム構築は順調に進んだという。「とはいえ、新製品・新技術へのチャレンジなわけですから、これまでの知見が通用するところとしないところがあったのは事実です。プロジェクトはワンメイクのものだから、どんなに事前に研究したり準備しても想定外のことは出てくるわけで」とメンバーは口を揃える。「NSSOLグループのシステム研究開発センターやコンサルティングセンターとも連携しながら、試行錯誤を早いスパンでくり返し、リスクを潰していきました」

こうして新システムは安定稼働し、運用負荷は大幅に軽減、処理速度もデモ通り桁違いの改善を見せた。お客様の喜びとともに、BIプロジェクトにとっても「グループとしてもチャレンジングな新技術の導入成功」を見事乗り越え、大きな経験値を得たことになる。

BI編

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「関西地区でBIと言えばNS関西」という評判を裏付けるように、BI製品のベンダーである日本オラクルから、相談が寄せられた。おもに京阪神で展開する医療法人が、Oracle BIEE の導入にあたり信頼できるパートナーを探しているというのだ。

激しく変化する経営環境は医療業界も例外ではない。取り巻く環境の変化に、スピード感が求められる。そんな中、お客様は、各地域の医療従事者たちが、地元の患者さんたちへよりよい医療を提供する環境づくりを進めていた。しかし、そのための意志決定にあたっての負担が大きくなっていたのだという。

「製造・流通系での実績は数あれど、医療法人は初めての経験だったこともあって、ヒアリングを重ね、プロトタイプを作っては見せ、都度評価してもらいながら、すり合わせていきました」とメンバーのひとりは語る。「その甲斐あって、システムが完成すると、これまで経営会議で用いられていた分厚い紙資料がすっかりコンパクトになって、その場でBIの画面を参照して、スピーディーな検討が出来るように変わりました」

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こうしてBIの活用が浸透すると、「より踏み込んだかたちで使っていきたい」という声がお客様から上がった。このようにお客様の声を拾い上げられるのも、前述のBI導入にてシステム・ライフサイクルを一回しして、パートナーとして信頼を勝ち得たからに他ならない。「そうした期待には応えたくなりますよね。そこで、地図情報=GIS(Geographic Information Systems)の活用をご提案しました。たとえば近隣の医療機関や患者さんの情報を分析するにあたって、住所テキストの文字羅列よりも、地図にマッピングされていたら一目瞭然ですから」

GIS導入後、会議参加者の食いつきが目に見えて変わったという。BIと地図の組み合わせにより、これまでの経験だけでは、うかがい知れなかった地域特性まで見極めることが出来て、よりいっそうの医療サービス拡充のヒントとなるわけだ。「BI×GISというソリューションが、お客様にとってなくてはならないものになったことを誇りに思います。超高齢化社会を迎えるにあたって、システムが貢献できることはまだあると思うんです」とメンバーは微笑む。

BI編

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「今やどんな企業もシステムなしに仕事は回らない。逆に言えば、基幹系システムはどこにでも入っているが、そこで満足していないお客様が多くいるということ。業務のためのデータ活用から、戦略のためのデータ活用へ。それが、お客様だけの競争優位を作るということ。」意気込むメンバーは、さらなるBIの拡張を目論んでいる。

そう、次々にグローバル展開を進める関西企業への支援も現在行っている。「世界各国からのデータをすべて見える化しようという想いです。たとえ、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など地球上のどこかで何か起きてもリアルタイムにデータを分析して意志決定の一助とする、そんなダイナミック感です」
関西起点のグローバルソリューション。あなたのチャレンジングなフィールドはまだまだ尽きない。

プロジェクト・ストーリー

  • 大手家電メーカー編
  • 鉄道会社編
  • BI編

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