I am

SE.


私は新人研修が終わったあと、親会社である日鉄ソリューションズのアジャイルラボにて、アジャイル開発について学ぶ機会を得ました。ここはグループ全体でアジャイル開発の知見を高めていくため、人材育成を兼ねて設置されており、さまざまなグループ会社の面々が集う場所です。ラボでの研修が終わったあともそちらに所属する形でアプリケーション開発チームのエンジニアとして活動し、ある製造業のクライアントに対して、生成AIを用いた社内文書検索システムや経理処理のためのアプリケーション開発等々を手掛けています。
アジャイルラボのプロジェクトは、グループ会社の垣根を超えてチームを結成します。これがとても新鮮で、当社の他プロジェクトとは異なるユニークなところだと思います。私の所属するチームのメンバーは全国各地異なる場所で働いているのですが、オンラインで常にコミュニケーションを取り合ってひとつのものづくりに挑んでいます。

アジャイル開発はスプリントと呼ばれる小さな開発サイクルを繰り返し回していく開発手法です。その特色からユーザーであるクライアントとの距離が非常に近く、いただいた意見や要望をすぐにプロダクトへ反映できるのは、アジャイルならではの魅力です。たとえば「この機能は使いやすいですね」といった好評価を直接いただけると、大きなやりがいを感じますし、「もう少しこうしてほしい」という要望にもスピーディに応えられることで、クライアントの期待に応えている実感があります。
また、一連の開発工程を繰り返すことで、個人としてのスキルを着実に伸ばせる点も魅力です。アジャイル開発では、短い期間ごとにチームで目標を設定し、進捗を密に確認しながら協力して作業を進めていくため、日々チーム全体で成長している実感があります。こうした継続的なコミュニケーションと、達成感を積み重ねていける点が、アジャイル開発ならではの醍醐味だと感じています。そのため、メンバーと力を合わせて目標を達成できたときの喜びは、より大きく感じられます。
アジャイルラボで学びたいことはまだまだありますが、社内に自分がノウハウを持ち帰り、アジャイル開発のできるSEを増やしていくことも私のミッションだと考えています。最近では、当社の若手有志で勉強会を始めました。社内の知見を持った人たちで協力し合い、自社の発展のためにも力を注ぎたいと思います。
1日のスケジュール
9:00
基本的には在宅勤務。メールその他、通知をチェックし、朝会では課題や問題点、昨日の業務内容やこの日やることの共有を行う。
10:00
朝会が終わり次第自分の担当作業やチームメンバーからのレビュー依頼などを確認。作業中はWeb会議アプリを常時立ち上げているので、なにかあれば随時チャットなどで声をかける。
12:00
前日の残り物でお昼はサッと済ませる。
12:50
週1回開催しているスプリントレビューの準備を行う。
14:30
チームメンバーやプロジェクト関係者の面々でスプリントレビューを実施し、現状の成果を確認。
15:30
スプリントレビュー終了後はチーム内で振り返りを行い、プロセスの検証や改善点をメンバーで話し合う。
16:30
振り返りで出てきたToDoリストの整理や、開発や改善が必要なものに優先度をつけたプロダクトバックログアイテムの並び替えなどを行う。
18:00
この日の作業を終了。在宅勤務なのですぐにプライベートモードに切り替える。