グループのシステムを包括的に刷新ビジネスモデルの変化対応を強化

株式会社三城ホールディングス様

プロジェクト概要

背景

眼鏡市場におけるビジネスモデルの変化へ迅速に対応できるようにするため、グループで活用しているシステムを包括的に刷新する。複雑化したビジネスモデルへ基幹業務システムなどが柔軟に適合できるようにしたいと考えた。

ソリューション

長期間にわたるシステム刷新を支援するITパートナーとして新日鉄住金ソリューションズを選択。あるべき姿のシステムをまとめたグランドデザインを軸に、基幹業務システムやIT基盤を段階的に再構築する。

成果

グループの事業拡大を支援するシステムが完成に近づき、最新のビジネスモデルに対応する業務改革が加速できるようになった。今後もNSSOLと経営課題を共有して新システムの開発に取り組んでいく。

  • ビジネスモデルの変化対応強化へ、システムの包括的な刷新を検討

    三城、金鳳堂といったグループ事業会社が展開する国内外800以上の店舗を通じて、一人ひとりに合わせた眼鏡を販売している三城ホールディングス。同社がグループのシステム刷新に取り組み始めたのは2009年ごろである。
    三城グループは、経営および商品・顧客に関する多様な情報を管理するため、20年以上にわたって各種システムを構築・活用していたが、ビジネスモデルの複雑化に伴って、システムの変化対応に時間がかかるようになっていた。三城ホールディングスは2010年に情報系システムの導入を担当した新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)をITパートナーに選定。財務・経理、MD実行といった基幹業務システムをはじめとするシステムの包括的な刷新に取り組んだ。

  • あるべき姿を目指し、NSSOLの支援で段階的にシステムを再構築

    NSSOLはシステムの包括的な刷新に先駆けて、「計画を基軸とした業務運営」「創造性のある業務へのシフト」の二本柱を軸に、あるべき姿をまとめたグランドデザインを提案。それに基づき、三城グループは2011年から4年間にわたって、システムを段階的に再構築した。
    まず2011年から2012年にかけて財務・経理システムを、さらに2012年から2013年にかけて購買管理・在庫管理を行うMD実行システムを再構築して、経営情報を完全な持ち株会社体制に適合させて管理可能にした。並行して、2011年から各種システムのIT基盤をNSSOLのマネージドクラウドサービス「absonne(アブソンヌ) Enterprise Cloud Service」へ順次移行し、システム運用品質の向上などを行っている。

  • グループの事業拡大を支援するシステムが完成間近、業務改革も加速

    一連のシステム再構築によって、三城グループの事業拡大を支援するシステムが完成に近づき、三城ホールディングスは最新のビジネスモデルに対応するグループの業務改革を加速できるようになった。
    三城グループはグランドデザインの完成に向けて、これからも新システムの構築を積極的に進めていく。三城ホールディングスは2013年から、全く新しい発想に基づく販売管理およびCRM(顧客関係管理)システムの構築に取り組んでいる。これら新システムでは、タブレットの「iPad」を活用して、店舗で接客しながら自然に会計業務までができるようにすると同時に、接客で得た情報を統計処理して、グループ全体の販売施策へ生かせるようにする計画で、2014年12月から順次店舗への展開を始めている。

コアテクノロジー

経営の見える化、BI(ビジネスインテリジェンス)、クラウドサービス、iPad POS

システム概要

●クラウドサービス:absonne(アブソンヌ) Enterprise Cloud Service
●アプリケーション:財務・経理、MD実行、情報系、統合マスタ、販売管理、お客様支援、社内SNSほか

株式会社三城ホールディングス様

所在地:東京都港区港南4-1-8
創業・設立:1930年・1950年
資本金:59億円(2014年3月31日現在)
売上高:連結569億円(2014年3月期)
従業員数:連結3530名(2014年3月31日現在)
グループ会社:連結子会社21社、非連結子会社7社、関連会社1社、その他の関係会社1社(2014年3月31日現在)

※ユーザー事例の記事内容は掲載当時のものとなっております。

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